費用もお手軽?40代の歯列矯正「部分矯正」のコストと時間は?やってみたデメリットは?#1
オトナの歯列修正でつらかったこと3つは……
1・とにかく不快、24時間とんでもなく痛い!
歯列矯正は眠れないほど痛いと聞いて、ビビっていたのですが、歯が押さえつけられることによる痛みはそれほどなし。大がかりな矯正ではないためか、痛みはなくちょっとむず痒いような感覚があるだけでした。
けれど大きなトラブルが…! それはでは装着器具がすれる口内炎のような外傷。人によっては2,3日で慣れるそうですが、私の場合、針金が端のブラケットから飛び出てしまったので、食べてもしゃべっても息をしていても針金が唇の裏側を突き刺すという惨状に。耐え切れずクリニックに駆け込みました。飛び出たワイヤーをぱちんと切って即、解決。我慢していたのがあほらしいほど簡単で、もっと早く相談すればよかった!
ワイヤーが飛び出すのは治まるべき位置に歯が移動しているということだから、順調に矯正できている証。各歯の間を合計1㎜になるくらい削っているので、1㎜くらいと飛び出ているのは目論見どおりだそう。はみだし部分をカットしてもらい、元凶はなくなりましたが、できた傷口が腫れ、とほほな状況。
装着器具がすれ、口の中が痛いのは数週間続き、直ったと思ったらまたひっかき、腫れ…とエンドレスでつらかったです。
2・ごはんやレタスでさえ咀嚼困難で、食事が苦痛…
噛み合わせに違和感があるのと、食べ物がワイヤーに引っかかって不快なので、食事時間は試練のときに…! とくに慣れない最初の数日間は前歯で噛み切ることが出来ず、奥歯もうまく使えないので、レタスやもやしのような柔らかいものでさえ噛むのは苦痛。ご飯つぶもワイヤーにはさまり、そのむにゅっとした感触が気持ち悪いんですよ。
そうなるとものの味も狂っちゃうんです。固めの青ネギが、ビニールを噛んでいるように錯覚し、味覚障害にまでなったかと心配しました。
好き嫌いは一切なし、驚かれるほどよく食べる食いしん坊だった私が食事のたびに憂鬱になりしょんぼり。食べることは咀嚼力。歯や顎が強いということは胃腸が丈夫という以上に食生活を支えているのだと実感しました。
ならばこの状況を逆手にとって「痩せチャンス」に。ここぞとばかりにダイエットを試みる? とおもったのですがそうもいかなそう。固いものをさけると液体や豆腐のようなものばかりになるのですが、胃も脳みそも満足できず、歯ごたえを求めて食べやすいものを探すように。そうなるとスナック菓子のようなものに手を出しちゃうんですよ‼ 一口サイズだし、塩味が効いていて刺激にもなる。ストレスを感じているから、なにも考えずに空腹を紛らわせ、食べられるスナック菓子はホント、デブとバカの食べ物ですよ~っ! みなさまご利用は計画的に。
3・精神的な冬眠状態。すべてに対し消極的に。
美味しいものも食べられないし、ルックスにも自信がなし。つねにまとわりつくなんとなくの違和感。穴ぐらにこもったクマのような気分になり、なにごとにも積極的になれないのが矯正期間のつらさ。まさに冬眠。せっかくの春なのに…! 夏ももうすぐなのに!
恋愛なんてもってのほか。だってキスなんてしたくないですもん。装着器具が気になってふと気づくとゴリラみたいな口になっちゃうし、とにかくいけてない。みんな私のことなんて見ないで~! という気分になりひっそり隠れて過ごしたくなる日々が続くのです。
そんな状態の中、頼もう~と道場破りのような勢いで向かってくれる人がいるのならぜひお手合わせしたいというもの。いや、そんなひどい状態のときに向き合うからこそ、真実の愛が見つかるのかしら。いっそデート相手を公募しようかしら。
というわけで最初の数週間はいらいらしながらも無事経過。GW明けには第二段階のさらに強いワイヤーになるから、新たな発展、発見があるかも。さて月日を重ね、ガタガタになった私の前歯はそんなにすぐに元通りになれるのでしょうか? こうご期待。
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