頑張りすぎてない?「5月のタロット」が教えるあなたへのメッセージ

ジブリの名作『千と千尋の神隠し』。

公開から何年経っても、主題歌『いつも何度でも』を聴くと、美しい世界や感動が蘇る人も多いはず。

そんな、すてきなテーマ曲の作詞をされた覚 和歌子さん。

このコーナーでは、彼女の手がけたタロットカード「ポエタロ」より、カードのテーマに沿って書かれたエッセイを一話ずつご紹介しています。

 

今回のカードは「葉」

覚さんのエッセイに入る前に少し。

 

その両手のひらで木々の葉のように

太陽の恵みを受けてください。

 

自分からはたらきかけることはひとやすみにして、

今は受信モードに切り替えましょう。

 

まだまだ!もっともっと!と思っていると、つい、肩に力が入りますよね。

草木や花のように、ときにはゆったりと陽の光を浴びてみましょう。

リラックスした身体に、ふっと幸せが飛びこんでくるはずです。

 

それでは、覚さんのエッセイをどうぞ。

 

***

 

【葉】五月の揺れる葉、揺れる心の黄緑

五月を愛しています。

 

枝々の葉の明るい黄緑。

通り抜ける風の軽やかさ。

 

ひきかえ、

首をもたげるように

目に見えてもりもりと動き出す自然のエネルギーが、

そこはかとない情緒不安定をもたらすのも五月。

 

気がつけばそれまで好んでいた黒い服を着なくなって、

ワードローブに黄緑色が増えてから10年以上たつ。

 

いつのまにか黄緑色は私のテーマカラーになり、

「見たらあなたを思い出しちゃって」と言って

友だちが私に黄緑グッズをくれることも増えた。

 

今やハンカチも

お財布もメガネも

ペンケースもペンも

ハンドバッグもスーツケースも

微妙に黄緑前後の色なので、

逆にコーディネートがかなり難しい。

 

江戸川乱歩に「緑衣の鬼」という緑をまとった怪人の話があるが、

この物語の中で緑色は狂気の象徴だった。

 

西洋には全身葉におおわれているグリーンマンという自然霊もいる。

 

私は心も揺れがちな五月の葉っぱの色に全身を包んで、

これじゃイっちゃってるグリーンレディだわと苦笑する。

 

葉っぱの緑がひとの心や身体にやさしいのは、

手のひらがひらいた形をしているからだと思う。

 

光を受け取るためにひらくてのひら。

受容のすがた。

 

五月の木々がどんなにエネルギーを盛り上げても、

凶暴な攻撃性をあらわさないのは

葉っぱのかたちのせいかもしれない。

 

まずは恵みを受け取りましょう、というメッセージは

心の柔軟さ、素直さも

うながしているのだろう。

 

 

覚 和歌子

©FUKAHORI mizuho

詩人・作詞家

山梨県生れ/千葉県育ち。早大一文卒。平原綾香、smap、新垣勉、夏川りみ、クミコ、ムーンライダーズなどの作詞で、多くの作品をCD化。NHK全国学校音楽コンクール課題曲、校歌、合唱組曲等の作詞なども多く手がける。01年『千と千尋の神隠し』主題歌『いつも何度でも(曲・歌唱/木村弓)』の作詞でレコード大賞金賞。詩集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、『はじまりはひとつのことば』(港の人)、『2馬力』(ナナロク社)など。エッセイ、絵本、翻訳など著作多数。映画監督、脚本、舞台演出、朗読、自らのバンドを率いてのソロライブ、米国ミドルベリー大学日本語学特別講師など。詩作を軸足にマルチな活動を展開。

 

***

 

ポエタロ」とは?

「ポエムタロットカード」を縮めた名前、『ポエタロ』。

47枚のカードにはそれぞれ、美しくやわらかい日本語の詩と、

かわいらしくも不思議な魅力のあるイラストが描かれています。

使い方はいたって簡単。シャッフルしたカードの中から、

その時の直感で1枚、あなた自身のためにカードを引いてみてください。

1日のはじまりにその日の指針を得てもいいし、なにか大きなチャレンジの前、

なかなか超えられない壁に直面しているときに。

そのときの気持ちや環境にリンクした、やさしい詩とメッセージが、

次の1歩を踏み出す勇気や確信を与えてくれる不思議なカードです。

あなたの心強い味方になってくれるはず

 

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『ポエタロ いのちの車輪をまわす言葉』

覚 和歌子・著 石川 勇一(相模女子教授)・監修 大野 舞(Denali)・画 カード47枚 ガイドブック付き 3,780円(税込)/地湧社

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