
今年の浄化は今年のうちに!【12月のタロット】からのメッセージ
【塩】神サマは甘くない
「血と汗と涙の結晶」はよく考えてみると塩のことである。
努力はいつでもしょっぱいのである。
塩はいのちを支えるが、摂りすぎると血圧が上がる。
ひところ流行った塩のボディマッサージは、
お風呂場の排水管をボロボロに劣化させるという被害が出て
すぐにすたれた。
同じ頃、当時一人暮らしの私の部屋に遊びに来た友人が
入るなり「空気がよどんでるっ!」と言うが早いか
ベランダをほうきで履き清め
ドアと窓際に塩を盛ったら
言葉通り空気がガラリと入れ変わった思い出も捨てがたい。
最近では沖縄の従妹に「持ってるとお守りになる」と送られてきた
「粟国の塩」の小さなボトルを持ち歩いている。
旧約聖書の中には
悪徳の町をあとにするロトの妻が未練のために振り返って
「塩の柱」にされるというエピソードがあるが
お清めの塩そのものにされるような罰を受けるほど
彼女は汚れにまみれていたわけでもないように思う。
たしかに聖なる道は甘いもんじゃないかもしれないけれど
白か黒かという極端な裁きを好む西洋の唯一神のすることは
人間というファジィな生き物にとってはしょっぱすぎる。
暮らしにおいては浄化の立役者の塩。
同じような見かけでも
脳を巡らせつつカラダを冷やす上白糖や
人生を壊す覚醒剤など
白い粉は何かと油断できない。
覚 和歌子

©FUKAHORI mizuho
詩人・作詞家
山梨県生れ/千葉県育ち。早大一文卒。平原綾香、smap、新垣勉、夏川りみ、クミコ、ムーンライダーズなどの作詞で、多くの作品をCD化。NHK全国学校音楽コンクール課題曲、校歌、合唱組曲等の作詞なども多く手がける。01年『千と千尋の神隠し』主題歌『いつも何度でも(曲・歌唱/木村弓)』の作詞でレコード大賞金賞。詩集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、『はじまりはひとつのことば』(港の人)、『2馬力』(ナナロク社)など。エッセイ、絵本、翻訳など著作多数。映画監督、脚本、舞台演出、朗読、自らのバンドを率いてのソロライブ、米国ミドルベリー大学日本語学特別講師など。詩作を軸足にマルチな活動を展開。
***
「ポエタロ」とは?
「ポエムタロットカード」を縮めた名前、『ポエタロ』。
47枚のカードにはそれぞれ、美しくやわらかい日本語の詩と、
かわいらしくも不思議な魅力のあるイラストが描かれています。
使い方はいたって簡単。シャッフルしたカードの中から、
その時の直感で1枚、あなた自身のためにカードを引いてみてください。
1日のはじまりにその日の指針を得てもいいし、なにか大きなチャレンジの前、
なかなか超えられない壁に直面しているときに。
そのときの気持ちや環境にリンクした、やさしい詩とメッセージが、
次の1歩を踏み出す勇気や確信を与えてくれる不思議なカードです。
あなたの心強い味方になってくれるはず。
『ポエタロ いのちの車輪をまわす言葉』
覚 和歌子・著 石川 勇一(相模女子大教授)・監修 大野 舞(Denali)・画 カード47枚 ガイドブック付き 3,780円(税込)/地湧社
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