意外と知らない!芸能人の結婚式に呼ばれたら、ご祝儀はどうする?問題
他者と素敵な人間関係を築く人は、お祝いごとをかかしません。とくに、お笑い界は、めでたいことに敏感です。結婚式に呼ぶのが憚れるような大御所の先輩であれば、結婚の報告だけをすることも多々あります。
すると、先輩たちは、財布の中から5万円とか10万円とか、はたまた、財布の現金をすべてくださることもあるようです。
売れていない先輩でも、後輩に結婚の報告をされたら、1万円くらいは渡すのではないでしょうか。ぼくは結婚していませんし、後輩から結婚の報告も受けていませんが、急に報告されてすぐさま財布から出すなら1万円が妥当な金額だと思います。
人間関係を重んじるお笑い界は、金払いがいい!
アルバイトをしていて、月15万円くらいで生活している先輩も、きっと1万円を渡すでしょう。親しい後輩が結婚の報告をしてくれて、3千円や5千円というわけにはいきません。お笑い界は、比較的、金払いがいいように思います。
会社員の友人や先輩と飲みに行って、『結婚したよ、結婚式はやらなかったんだ。』と言っても、「じゃあ、お祝い」とその場でお金をくれる可能性は少ないでしょう。どうしても、お笑い界の金払いの良さと比較してしまうのですが、会社員の方はけちですよね。そして、お金に鈍感です。個人事業者の大変さや芸人の生活の苦しさに思いを馳せることはあまりないようです。
たくさん貯金ができるくらいお金に余裕があっても後輩や部下に奢らないのが普通の人たちと、人間関係を重んじる芸能界の人たちでは感覚が大きく異なります。
お金持ちの1万円
芸能界ではない一般のお金持ちはどうでしょう。稀に、高額納税者と飲むことがありますが、彼らに結婚の報告をしても、何もくれないか、くれたとしても1万円でしょう。
低所得者がお祝いのときに渡すのは1万円、高額納税者がお祝いのときに渡すのも1万円、高額納税者がクラブのホステスに渡すタクシー代も1万円、きっかけや負担者はことなるのに、金額は一緒です。ホステスに気軽に渡すのに、お祝いは仰々しく渡します。
ぼくらのような中所得者が1万円を渡すのだから、高額納税者には5万円、10万円をぽんと渡して、経済をまわしてほしいものです。
これは、日本の最高額の紙幣が1万円札であることが、ブレーキになっていると思います。先日、新しい紙幣のデザインが発表されていましたが、同時に、5万円札と10万円札も発行すると決めていただきたかった。
紙幣の最高額が1万円では、ちょっとした何かをしたときの支払いが1万円を超えることが難しくなってしまいます。行動経済学的に、10万円紙幣があれば10万円の受け渡しが増えることは間違いないですし、金持ちなのに10万円を隠匿して1万円を出すことはみっともないと感じるかもしれません。
芸能人のご祝儀の相場は?
芸能人の場合、結婚式に参加する場合のご祝儀は、一般の相場より高くなります。提供される料理も豪華ですし、お酒のクラスも上質です。引き出物に3000円のカタログも入っていません。だから、新郎新婦と同じくらい売れている人、目上の人であれば、一般的に包まれる3万円を大きく超える金額を包みます。
ただ、どれだけ豪華な結婚式であっても、後輩であれば、一般的な金額を包むことが多いようです。それどころか、ご祝儀はいらないから来てくれとおっしゃる先輩もいます。
ぼくが結婚式をするとしたら、芸人には「ご祝儀いいからきてほしい」と言うかもしれません。彼らの生活の苦しさを知っていますし、ご祝儀を負担するくらいだったら、アルバイトを減らして、芸に打ち込んでほしいからです。
芸能人の結婚式に参加することになったら
東京で働いていると、芸能人といわれる人たちと知り合うことがあると思います。親しくなれば、結婚式にも呼ばれるかもしれません。そんなとき、ご祝儀はどうすべきでしょうか。お二人の関係にもよりますが、結婚式が豪奢なものであれば、5万円を包んでも良いと思います。周りの参加者が5万円や10万円の中で、3万円というのはやや目立ってしまいます。
もちろん、新郎新婦と比べて、あなたの所得が低く、それが自明であれば3万円でも良いでしょう。しかし、裕福なのに社会人1年目でも出せる3万円しか包まないのは、芳しくありません。ご祝儀は、「気持ち」です。気持ちの強さは、お金で伝えましょう。
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