藤原紀香、バラエティでのスベりに見る「40代のイタい美人」っぷり

「イタい」と言われてうれしい気持ちになる人はいないでしょうが、過剰に「イタい」と言われることを恐れる人は、きっと真面目なんだろうと思うのです。

 

「アラフォー」と「イタい」が組み合わされた記事がよく見受けられるのは、「イタさ」が経年と関係しているということでしょう。

 

真面目な女性は、年齢と共に外見が衰えたり、自分に至らないところがあって、そこを人がめざとく見つけて「イタい」と笑う。だから、「イタい」の芽は早急に摘んでおかねばならないと思うのではないでしょうか。

 

つまり、「イタいは自己責任論」と考えているのでしょうが、ひねくれ者の私はそうは思えないのです。

 

淑女のみなさん、思い出してみてください。
20代の時、「イタいアラフォーはいねが?」と生はげのように探したりしましたか?
30代の時、イタいアラフォー女性について、1日何分考えましたか?

 

20代の頃にアラフォー女性を意識することはマレでしょうし、30代の時に、イタいアラフォー女性についてあれこれ考えたとしても、せいぜい5分未満でしょう(もし、それ以上考えているとしたら、考えている側のほうがヤバいと思います)。

 

アラフォーの迷惑行為とは何か?

ですから、「イタい」を気にして生きるのはエネルギーの無駄だとも思うのですが、「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演した藤原紀香を見て、やはりアラフォーだからこそ、やめたほうがいいことも確実に2つあると思った次第です。

 

ひとつめ:人を驚かせようとしない

 

舞台「サザエさん」の主演を控えているからでしょうか、今回の紀香はコミカルな自分をアピールしようと思ったのかもしれません。しっとり梨園妻モードではなく、ぶっちゃけ全開でしたが、私からみるとあまり成功していなかったように思います。

 

紀香は藤原紀香のイメージを守るため「藤原紀香はコンビニに行ってはだめ」だと思い込み、どうしても行きたいときはものすごい変装をするそうです。紀香と言えば、美ボディーを保つために食事に気を付け、運動も欠かさない意識高い生活をしていることで有名ですが、番組内でさも「意外でしょ?」と言わんばかりに「私、ラーメン大好きですし」「ラーメン食べたいときもあるじゃないですか」と「ラーメンを食べる私」をアピールします。

 

紀香ファンで、彼女の意識高い日常を知る人なら、「え?あの美意識の高い紀香も、ラーメン食べるんだ!」と驚くことでしょう。しかし、大ファンでもなければアンチでもない人からすると、紀香がラーメン食べようが食べまいがどうでもいいわけです。紀香はスターですから、周囲はお付き合いで驚いであげるでしょうが、市井のアラフォーが同じことをしてはだめです。相手(特に自分より若い人)に何か特定の言葉を言わせようとするのは、NGだと私は思います。

 

ふたつめ:人を笑わせようとしない

 

「笑う」というのが人間だけが持っている感情表現であり、一番嘘がつけない感情でもあるそうです。確かに、面白くないのに笑うお芝居は難しいと言えるでしょう。

 

親友・はるな愛が絶品だと推す中森明菜の物まねを披露するため、名曲「DESIRE」の物まねを披露しますが、これがまた・・・。似てないわけでもないけれど、かといって超絶似てるわけでもなく、リアクションに困るというやつ。見てる私が恥ずかしくなってしまいました。

 

似ていない物まねであっても、周囲ははっきり「似てない」と言えません。周りが気を使って「似てる」と言ってくれるでしょうが、これも①と一緒で、周囲に何かを強要しているのと同じだと思うのです。

 

きれいな人に多いのですが、その美貌ゆえに周囲が自分に好意的な反応を示してくれたことを勘違いして、「私って面白い」と勘違いしてしまうことがあります。しかし、有名なお笑い芸人でもスベることがあるように、「面白い」はそう簡単な分野ではありません。

 

ましてや、紀香がチョイスした歌の物まねというのは、面白いの中でも、ものすごく難しいジャンルではないかと思うのです。

 

多くの人が物まねを、本家本元と似たように歌うことと思っているでしょう。しかし、よくよく聞いてみると、物まねタレントと本家は「同じ」なわけではありません。

 

厳密に聞くと「違う」のに、トータルで聞くと「そっくり」プラス面白くなるのは、彼らが真似する人を少しふくらます、もしくはゆがめて表現することで、本家の個性をさらに強調しているからだと思うのです。本家のクセやパーソナリティーまで理解することで「言いそう」「やりそう」なことが表現できないと、面白い物まねにはならないのではないでしょうか?女優である紀香にそこまで要求するのは酷ですが、ひとつ言えるのはあだやおろそかに手を出していいジャンルではないということ。

 

紀香が”笑い”にむかないワケ

明菜の物まねと言えば、お笑い芸人・友近の得意ネタです。かなり前の話ですが、友近がこんな紀香ネタを披露していたことがあります。

 

「藤原紀香のイメージって、イタリア料理食べてるとか、フランス料理食べてるとか、そう思われてんねんな。ちゃうねんな。スウェットとか着て商店街歩いて、しょうがの天ぷら安くしてやって言うタイプやねんな」

 

はい、お気づきだと思いますが、このネタの「〇〇だと思われているけれど、××(庶民的なもの)」は、「ダウンタウンなう」で本人が明かしたネタと構造が全く一緒。完全に読まれています。紀香の外見以外のいいところは、素直というか天然というか、わかりやすいところ。逆に言うと、すぐに読まれてしまう人は他人を意地悪メガネで見つめたり、ときに自分すらネタにする笑いには向いていません。

 

話を一般人アラフォーに戻しますが、もしアラフォーだから面白いことを言わなくてはいけないと思っているとしたら、それは若さを失いつつあることへのさみしさや不安の裏返しではないか、考えてみるといいかもしれません。

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