【あさイチ】美肌効果バツグン!「きくらげ」レシピ&ぷりぷりになる戻し方
中華料理店などでよく食べる「きくらげ」は、栄養豊富で美肌にもいいということをご存知ですか?
2019年6月11日(火)に放送された『あさイチ』(NHK)では「“知っているようで意外と知らない”きくらげ大特集」と題し、「きくらげ」を味わい尽くすテクニックが紹介されました。「きくらげ」の知られざる美肌効果と、より美味しく食べるための「戻し方」について紹介していきます。
きくらげは栄養豊富!
きくらげがものすごく栄養豊富な食材だということを知っていましたか?
きくらげは
- 食物繊維
- ビタミンD
- ミネラル
が豊富。特に食物繊維は、同じく食物繊維豊富なごぼうの3倍!ビタミンDは食材トップクラスの含有量を誇ります。また低カロリーな食材なので、健康意識の高い方には見逃せない食材です。
きくらげの美容効果とは
そんなきくらげには「トレハロース」という成分が含まれています。東京農業大学の江口文陽教授によると、トレハロースには保湿効果があるとのこと。トレハロースは化粧品にもよく使われている成分です。
特に「白きくらげ」には良質なトレハロースが豊富に含まれており、世界三大美女の1人・楊貴妃は、白きくらげを料理だけでなく、洗顔にも活用していたと言われています!
トレハロースは、楊貴妃のように肌に塗っても効果的ですが、食べることでもその効果を取り入れることができます。
美肌効果抜群!きくらげレシピ
番組では、料理研究家の木田マリさんがきくらげを使った「美肌スープ」を紹介。白きくらげと鶏手羽先をふんだんに使うことで、トレハロースとコラーゲンをたっぷり摂ることができます。
材料は以下の通り。
- 鶏手羽先 8本
- 長ねぎ(青い部分) 5cm
- しょうが(薄切り)5枚
- 水カップ 5
- 白きくらげ 100g
- ミニトマト 8コ
- 青ねぎ 3本
- うす口しょうゆ 小さじ1
- 酒かす 大さじ2
ポイントは「酒かす」を加えること。
酒かすを加えると、トレハロースとタンパク質が熱で分解されてしまうのを防いでくれます。酒かすに含まれる糖がタンパク質をコーティングするようなイメージです。トレハロースをより効率的に取り入れることができる調味料です。
以下、作り方です。
- 手羽先に切れ込みを入れて、塩をふる
- 長ねぎの青い部分、しょうが、水を加え、中火にかける
- 白きくらげは石づきを外し、小さくちぎって鍋に入れる
- ミニトマト、青ねぎを加える
- 薄口しょうゆで味を調える
- 酒かすを入れ、ひと煮立ちさせる
出てきた「あく」は丁寧に取り除きましょう。
きくらげを美味しく食べる「戻し方」
きくらげと言えば、あのぷりぷりとした食感!でも市販されているきくらげといえば、そのほとんどが「乾燥きくらげ」です。番組では、特徴的な「ぷりぷり感」をアップさせる「戻し方」が紹介されました。
中国料理店の料理長・林浩勝さんが教えてくれた戻し方は、水で5〜6時間戻すという方法。なんでも乾燥きくらげは、高温で戻すと中の組織が均一に戻らなくなるため、食感が悪くなる上、豊富な栄養素が抜けてしまうのだとか。とはいえ、水で5〜6時間戻すのは、日常生活において現実的ではありません・・・。
そこで林さんが教えてくれたのは、「お湯」を使って30分で戻す方法です。ただし!「お湯」で戻すだけでは、食感が悪くなってしまいます。
そこで加えるのが
- 砂糖
- 炭酸水
です。
砂糖を加えると、浸透圧の変化を利用してきくらげから栄養成分が流出するのを防いでくれます。また炭酸水は、短時間でぷりぷり食感に戻しやすくなる最高のアイテム。炭酸水を加えることで、きくらげの表面についた泡の働きで、組織が開きやすくなります。表面を刺激されたきくらげはぷりぷりに!
なお、砂糖と炭酸水の量ですが、お湯1リットルに対し、
- 砂糖 ひとつまみ
- 炭酸水 250ml
が目安です。
番組では食感の違いを科学的にも検証。すると、ぬるま湯で戻したものよりも「お湯+砂糖+炭酸水」で戻したもののほうが、1.5倍もぷりぷりになることがわかりました。
また
- 「ぬるま湯だけ」
- 「お湯+砂糖+炭酸水」
で戻したきくらげを、出演陣が食べ比べ。「ぬるま湯で戻したものも十分美味しい」というコメントもありましたが、「お湯+砂糖+炭酸水」で戻したものを食べた瞬間、出演陣から「(食感が)全然違う!」と絶賛の声があがっています。
美味しく戻した後の保存方法は?
ぷりぷり感を残しながら保存するためには潤すのがコツです。
- 戻したきくらげをジッパー付きの袋に入れる
- 水を少量加える
- 空気を軽く抜き、冷蔵庫に保存
この方法で保存すれば、4〜5日間は保存できます。
栄養豊富で美容効果も得られるきくらげ。ぷりぷり食感を保つ方法も意外と簡単なものでした。いつもの食生活にきくらげを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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