原因は年齢以外にも…?40代女性の婚活が厳しいワケは【40代の婚活塾】
こんにちは。結婚相談所SUN SUN CALLの婚活マネージャー野上です。
前回は私が婚活マネージャーになった経緯を紹介させていただきましたが、今回は私が見てきた「40代女性の婚活を取り巻く3つの逆風」について書きたいと思います。
なんだかんだ言ってネックは出産可能年齢という現実
ご存知の通り…かどうかわかりませんが、今の婚活市場において40代女性は大変苦戦を強いられています。正直手ぶらで戦場に出るようなもので、負け戦確定ぐらい厳しい状況です。
なぜ40代女性は婚活市場でこんなにも冷遇されるのでしょう。
40歳と言えば、成人してちょうど20年。人生の節目のひとつである還暦まで20年という中途半端な年代。
ある場面では「若い」と言われ、ある場面では「おばさん」と言われる微妙なお年頃です。
しかし自分的には30代より美容にお金もかけられるし、スタイルだってキープ。気力も充実し、現役感もある。
確かに、そう。若い、いや若く見える。
しかし、悲しいかな子どもを生み育てるという意味では、決して若いとは言えない年齢です。
その点男性は、子どもが成人するまで現役で仕事を続けられるかという事はさて置き、女性よりかなり年を取っても子どもを作る事が可能です。ゆえに、60歳で初婚の男性でも、子どもをのぞめる年齢の女性を希望するケースがあるのです。
しかし、それを言ったら話は終わってしまいます。
ここでは、私が婚活サポートをしている中で見た出産年齢以外の40代女性の婚活市場での現実をお伝えしたいと思います。
実は40代は「こじらせ世代」でもある
私がこれまで会ってきた40代の女性は一言でいえば、こじらせています。これは10年前の40代でも今の40代でも同じ。
四十路を超えたら女性はもれなくこじらせるようです(笑)。
例えば…
◆見た目が若いと思っている
◆男性は意外と年上の女性が好きだと思っている
◆昔はモテていたのでまだイケると思っている
など…。
しかし、これらはすべて主観です。
40代女性は、昔のままの服を着てメイクをしていても、肌のハリや髪の毛の艶が若い時とは違います。はっきり言うと、“こう見えて実は…”とか“いくつに見えます?”などと言っている人は大抵年相応に見えています。
そして、男性は年上女性が好きという幻想。それは、男性が10代、どんなに見積もっても20代前半の話。しかもごくごくマニアの(笑)。25歳過ぎの男性は大体年下が好きで、30代になると、同世代すら結婚相手の対象から外していきます。
さらに、昔はモテていたという曖昧な記憶。確かに今よりは声をかけられた事でしょう。しかし、若いというだけで女性はモテます。男性は「40代の美人」より「30代のブス」が好きなので、過去の栄光は何の役にも立ちません。
40代女の「こじらせ」があまりに進むと…
にもかかわらず、受け身の姿勢を崩さず、たまーーーに声をかけてくれたありがたいバツイチ子ありの年上男性の事を「あり得ない」と、バッサリ。これ、40代女性あるあるです。
さらに、男性は女性ほどアンチエイジングに力をいれず、むしろ貫禄をつけようと年相応に老けていくため、自分と同じ年の男性ですらおじさんに見えてきます。
そのため、一方的に年上のオジサンなどは眼中にない! と言い出して、ますます自分が求める年齢と、男性に求められる年齢のギャップが広がっていくのです。
なぜ、そんな風に思うのか。
草々に結婚して子どもを持つ友だちや、口うるさい両親に知らしめたいのです。「40代だけど、私はこんなに素敵な人に選ばれました」と。
そうなると“自分が何故結婚したいのか”“自分はどんな人と結婚したら幸せになれるのか”という視点がボケてしまいます。
そこが一番の問題点だと私は思っています。
とはいえ、イタい勘違いだけがこじらせポイントではありません。
経験だけが積まれ、変な危機管理能力が発達しているため、相手の言動にいちいち反応し、先回りして自己防衛をしてしまうのも40代女性。
自分の事すら分かっていないのに、相手の事は妄想たくましく、勝手に美化したり、ディスったり…。そんなところも40代のこじらせポイントのひとつでしょう。
つまり、40代女性のこじらせこそが一番の逆風だという…。まさかの自業自得。
50代「リア充」と30代「ネト充」のはざま世代が40代
2つ目は、世の中の環境の変化。
“最後の手段”的な扱いを受けてきた結婚相談所という婚活市場に、ここ数年若い女性が参入してきました。
バブルが終わり、いわゆる不景気が続く時代を生きてきた今の30代や20代の女性が「さっさと結婚して専業主婦になりたい!」もしくは「共働きでもいいから、安定した生活をしたい!」と考えだしたのです。
40代女性が就職したての頃は、生き生きしたバブル先輩女性に見習いキャリアを磨いたり、自分の楽しみのためにお金を使ったりしていました。
ところが自分が先輩となった時には「先輩のように40歳を過ぎても独身で寂しい思いをしたくない!」と若い子に上から目線でさげすまれるという屈辱を味わう事に。
そう、イケイケドンドンのリア充バブル世代と、浮き沈みのない安定が一番と考えるネト充世代に挟まれた今の40代はどっちに舵を切るべきかまごまごしているうちに置いてけぼりになっていました。
バブル先輩はリアルな人脈を築いてきました。
対する20代30代半ばの女性は、生まれた時から携帯電話があり、初めて持った端末がスマホという年代。
SNSで知らない人とも軽やかにつながり、マッチングアプリにも抵抗もがありません。それどころか、異性との出会いはSNSが普通という感覚でもあります。
「結婚相談所はモテない女が行く所。そんな所に行ってるなんて知られたら恥!」と考える40代をしり目に、SNS慣れしている20代、30代は、マッチングアプリすら卒業し、より安心と確実性を求め、いとも軽やかに結婚相談所の門を叩きます。
つまり、今の40代を挟んで前後の世代は、時代なりの“割り切り”と“出会い”のスキルを持っているのです。
ネットの情報を鵜呑みにする人も多数。婚活に迷いやすい
そして3つ目が、私がここ数年一番感じている事ですが、40代女性の中には、インターネットの情報を鵜呑みにしてしまう“ネット音痴”が少なからずいます。
そのため、ネットの情報の取捨選択ができず、都市伝説のような真偽不明の情報までも信用して右往左往。
先ほども書きましたが、40代は20代、30代に比べ、それほど気軽にSNSを使い込んでいません。Facebookには登録して、友達も100人ぐらいはいるけど、Instagramはやっていないぐらいのレベル。
でもスマホは常に手元にあるから、ついついいじってしまう。そうするといろいろな情報が嫌でも目に飛び込んでくるのです。
40代独身の生涯未婚率や年金不安、60歳を超えると賃貸物件が借りられなくなるといった【ネガティブ】な情報だけがどんどん入ってきて不安をあおる。
そうなると、その不安を解消するためには“結婚するしかない!”と【思い込む】のです。
そんな【思い込み】は「この年まで待ったのだから、人からうらやましいと思われる結婚をしなければいけない」「今まで一人でいたのだから、妥協したと思われたくない」という、さらなる【思い込み】に変わります。
結果、結婚で一番大切な事を見失い、【お金】【職業】【学歴】といった条件で狙いを定め、ことごとく撃沈するのです。だって、それらを持っている男性は、もっと若くて、キレイで、素直な女性からも人気なのですから。
にもかかわらず、真面目で頑張り屋の40代女性は、婚活必勝法などの婚活マニュアルを読み込み、それに振り回され、自分を見失い、息切れを起こし、ついに戦線離脱。途中で婚活をお休みしたり、戦場からの撤退を決めたりします。
そして、負け戦の数々を笑い話に昇華させ(しかも当たり障りのないところだけ)、ワインで流し込みながら、同じような境遇の気の置けない友人ばかりとつるみがちになり、ますます婚活とは距離を置く事に。そんな悪循環の中で数年を無駄にしてしまうのです。
40代女性の婚活キーワードは【思い込み】をはずす
ここまで厳しい事を書いてきましたが、私は40代女性が結婚出来ないとは思っていません。
40代女性は実はとても繊細で傷つきやすく、情に厚いところがあります。ものすごく頑張りやさんだし、人一倍強がっているという事も知っています。
だからこそ、幸せになって欲しい。
結婚したいと思っているならば、結婚していただきたい。
私は新しく開業した結婚相談所SUN SUN CALLで、そんな40代女性に向けた婚活のサポートをさせていただいております。
私のアドバイスはこれまでの婚活マニュアルとはある意味真逆かも知れません。
しかし私は、自分が自分を“好き”でいられなければ、例え成婚しても幸せになれないと思っています。
ぜひ【思い込み】を外し“ありのままのあなた”を愛してくれる人に巡り合って下さい。
その辺りは次回「40代婚活の4つのルール」として紹介します。
SUN SUN CALLは日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟しています。
スポンサーリンク