「今は離婚できない」42歳妻の逆襲。夫の「不安」を利用して、隠し財産750万円を暴いたひと言とは

今は離婚の時期ではない…でも、何もしないのは無策すぎる

父の介護、反抗期の娘、そして赤字の家。三つの重荷を抱え、今は離婚できない。だからといって、指をくわえて待っているだけでは、美穂さんの苦しみは増すばかりです。このままでは精神的に追い詰められ、最悪のタイミングで「別れてください」と口走ってしまうかもしれません。そうなる前に、少しでも心が安らぐ「何か」をしておくべきです。そこで筆者は提案しました。「ご主人が財産をいくら隠しているのかを知ることができれば、離婚するときにもらえるのだから、もう少し待つことができるのでは?」。

 

結婚期間中に夫婦で築いた財産は、どちらの名義であっても「共有財産」です(民法762条2)。離婚する際には、これを夫婦で分け合わなければなりません(民法768条)。原則は、夫5割、妻5割です。しかし、夫が財産を正直に開示するとは限りません。美穂さんも「主人はそんなに素直な性格じゃないですよ」とため息をつきます。

 

 

知らなきゃ200万円の損!? 夫の「財産隠し」で泣き寝入りしないために

もし夫が財産を隠したらどうなるでしょうか。例えば、夫の財産が900万円、美穂さんが100万円だったとします。夫婦の共有財産は合計1,000万円。これを正直に分ければ、それぞれの取り分は500万円ずつになり、夫は美穂さんに400万円を渡す必要があります。

 

しかし、もし夫が「自分の財産は500万円だ」と嘘をついたら?夫婦の財産は合計600万円とみなされ、美穂さんの取り分は300万円に減ってしまいます。夫は200万円を渡すだけで済み、結果として夫の手元には700万円が残ります。「正直に伝えた場合に比べ、夫は200万円も得をし、美穂さんは200万円も損をするのです」。夫の証言が当てにならない以上、頼りになるのは証拠だけです。

 

 

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