「ぬりす」でも「とす」でもない!「塗す」の正しい読み方は?
誰しも一度は経験したことがあるであろう漢字の読み間違い。漢字にはさまざまな読み方がありますから、間違えてしまうことは決して珍しいことではありません。ただ、人前で読み間違いをすると恥ずかしいんですよね・・・。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!
「塗す」の正しい読み方、知っていますか?
「塗る(ぬる)」や「塗料(とりょう)」の読み方を参考に
- とす
- ぬるす
- ぬりつぶす
と読んだ人も多いのではないでしょうか。しかし、これらはすべて不正解。「塗す」の意味を知ると、「ああ、〇〇すか!」と合点がいく人も多いはず。
粉などを全体に付着させる。一面に塗りつける
引用元:小学館 デジタル大辞泉
なんだかピンと来ませんか?
正解はコチラです!
「まぶす」です。
なお、「塗る(ぬる)」の意味は
1 物の表面に塗料や液状のものなどをこするようにしてつける
2 壁土や漆喰(しっくい)などをこすってつけて、壁や塀などをつくりあげる
3 おしろいをつけて厚化粧をする
4 自分の罪や責任を他人に負わせる引用元:小学館 デジタル大辞泉
ですが、「塗る(まぶる)」と読むと「まぶす」と同じ意味になります。「塗」を「ぬ」と読むか「まぶ」と読むかで、つけるものの材質が変化するようです。
- 塗る 塗料や液状のもの
- 塗す 粉など
ちなみに、名古屋名物「ひつまぶし」は漢字で書くと「櫃塗し」。細かく刻んだうなぎの蒲焼を、おひつに入れたご飯の上に「塗す」ことから来ているのだそうです。
また「塗」の読み方は「と」「ぬる」だけではありません。「まみれる」という読みや「みどろ」という読み方も!「みどろ」は名詞の後ろに「塗」がつくときの読み方です。
- 汗塗(あせみどろ)
- 血塗(ちみどろ)
ですが、今はどちらかというと「汗まみれ」「血まみれ」という読み方が自然かもしれませんね。
参考文献:ひつまぶし 語源由来辞典
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