デヴィ夫人、大統領夫人の座を射止めた「嫉妬」の燃料化テクニック
蛭子能収さんは、嫉妬が嫌い。その理由を考えてみる
自慢と言えば、漫画家の蛭子能収サンは「女性自身」(光文社)で連載中の「蛭子能収のゆるゆる人生相談」において、繰り返し「人の幸せは嫉妬の標的になる」という理由で、SNSなどで幸せ自慢はしないほうがいいという堅実なスタンスを貫いています。
「自慢したい」と公言するデヴィ夫人と、「自慢なんてするな」という蛭子派。どちらを選ぶかは、“嫉妬”というものをどう捉えているのかによると思います。
蛭子さんは「やっかみや嫉妬は人として、当たり前の感情」だとし、だからこそ、嫉妬は報復となって返ってくると考えているようです。
それに対し、夫人はかつてバラエティー番組で、「人の視線はアタクシにとってビタミン剤」「嫉妬されることが喜び」と語っていたことがありました。
蛭子さんにとって、嫉妬は厄災の根源であり、その厄災にふりまわされてエネルギーを消耗するのはバカらしいと思っているのでしょうが、夫人にとってはご褒美なのです。
自慢する→嫉妬される→嬉しいので、もっとがんばるといった具合に、自分を高める域まで持っていける人だったのでしょう。
夫人は独身時代から、自分の結婚相手を「権力者」と決めていたそうです。もしかしたら、露骨な表現に眉を顰める人もいるかもしれませんが、「わかりやすい」という意味で最高の目標設定でしょうか。
なぜなら、権力者かどうかは出会いの段階ですぐにわかるから。
その人の内面というものはどこから見るかで変わりますし、内面そのものも年齢によって変化するので、見極めが難しい部分があります。その点、権力者という肩書を重視する場合、初対面の時点でアリかナシかすぐにわかるわけですから、効率的に相手を探すことができるのです。
同様に男性のカネやカオというように、「わかりやすい」部分にこだわるのも、婚活時短のテクニックと言えるでしょう。
夫人がバッシングに負けなかった理由とは……
バラエティー番組では、シンデレラストーリーと紹介されることの多い夫人の人生ですが、実際はそんな甘いものではなかったようです。
「デヴィ・スカルノ自伝」(文藝春秋社)で、夫人は10代後半という若さで、お母さんと弟さんを助けるために高級クラブのホステスとなります。昭和30年代に月収百万というのだから、どれだけ売れていたかわかるというものでしょう。
そのクラブで知り合った商社マンがインドネシアでビジネスをしており、それが大統領との出会いにつながっていくのです。
マスコミは夫人がホステスだったことをかぎつけます。同書で、夫人は「日本の大多数の男は、水商売をしていた女を許さない」と書いていますが、マスコミの夫人へのすさまじいバッシングの理由のひとつは、水商売をする女性への蔑視からだと思います。
日本のマスコミのバッシングに加え、夫人のインドネシアでの生活も過酷だったようです。
インドネシアに渡って、数年は外出もできない愛人でしたし、現地に日本から来て囲われていた”前任者”がいることを知ってしまいます(この女性は自殺しています)。
スカルノは日本人女性と浮気をし、こっそりインドネシア人女性を第四夫人を迎えています。第二夫人からはいじめられます。
フツウの女性なら命を絶ってしまってもおかしくはない。しかし、夫人は負けなかった。それはいじめやバッシングを嫉妬と割り切ることができたからではないでしょうか。
私に嫉妬しているのなら、もっと嫉妬させてやる。こういった具合に、世の中のトラブルを「わかりやすく」解釈することは、一種の強さなのだと気づかされるのでした。
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