滝川クリステルという生き方、「決別できるオンナ」を作ったものは何か

2019.08.09 LIFE

若いときに、知っておけばよかったと思うことはいくつかありますが、その一つは
「オトコは強くない」ではないかと思うのです。

 

今の20代のカップルは、同棲しても財布は別、男性も家事をして、食事もそれそれ一人で取るなど、かなり男女平等のスタイルに近づいているようですが、アラフォーやもっと上の年代は、「男女平等よね、オンナも仕事よね」といいつつ、「家事はオンナがやるもの」「食事は女性が作るもの」という固定観念が捨てられずにいるような気がします。

 

なぜそう思ってしまうかを掘っていくと、その根っこにあるのは「オトコは強い、オトコはすごいから、立てて支えてあげねば」という思い込みがあるからではないでしょうか。

 

いうほど「オトコは強く」ないこれだけの理由

アラフォー世代、もしくはもっと上の世代が慣れ親しんだ少女漫画に、「仕事のできないオトコ」はいません。ドラマもバリバリ仕事をするか、一生懸命仕事に取り組むものの、空回りしてしまう(ゆえに女性が支えたくなる)ばかりで、仕事熱心な男性しか出てきません。

 

しかし、現実はどうでしょうか。会社にはことなかれ主義だったり、なるべく仕事をしたくない男性もいるでしょうし、「・・・だから、言ったじゃん」とか「おまえ、何度同じ間違いしてんだよ」と男性上司に感じたことは、一度くらいはあるはず。

 

以前にも書いたと思いますが、外科医のセンセイが男女の違いについて、こんなことを話してくれたことがあります。

 

命に関わるような病気を宣告すると、女性は涙を見せたり、「どうして私がこんな病気に」と取り乱すことがあるそうです。でも、最終的には「治したいので、センセイ、よろしくお願いします」と前向きになってくれる。

 

一方、男性の場合、絶句して話が聞けなくなってしまったり、病院に来なくなってしまったりするそうなのです。おそらく、病気である自分を受け入れるのに時間がかかる、もしくは受け入れたくないから逃げるのだと思います。ちなみに、妻が大病を宣告されたときも、男性はおろおろしてしまって、役に立たないそうです。

 

オトコのくせに弱いと責めたいのではなく、オトコだと強いと決めつけるのはなぜ?という感じ。パートナーがいる人も、探している人も、創作物から得たすりこみを捨てて、生身の男性を眺めてみたらいかがでしょうか。

 

浮気はオトコの甲斐性ではなく、「決められなさ」

「男性は決断力がある」というのも、根強い思い込みの一つではないでしょうか。この人は、決断力がないんだなぁと私が勝手に思っているのが、俳優・小沢征悦です。言わずと知れた世界のオザワのジュニアで、なかなかのモテ男。

 

2009年に、モデル・女優の杏が小沢との交際を認めます。杏の父親と言えば、日本が誇る国際的な俳優・渡辺謙。大物二世同士のカップルで、話題性も十分でしたが、小沢には同時にフリーアナウンサー・滝川クリステルとの交際説も浮上するのです。二股というやつです。

 

さて、みなさんは男性の二股をどう解釈しますか? おそらく、多くの方が「私の魅力が足りないから」と焦れたり、悲しんでしまいそうですが、私の考えでは違います。二股オトコの心理とは、以下のようなものではないでしょうか。

 

①オトコが調子に乗っている
② 人の気持ちがわからない
③ 決められないオトコである

 

その昔、俳優・加山雄三が人気絶頂の頃、モテてモテて、二股どころじゃなく、多くの女性と交際をしていたそうです。

 

相手の女性からしたら、他の女性と交際していると知ったら悲しむことは目に見えていますが、なんせ加山は人気者で調子にのっているから、そこは気づかないことにしてしまう。上記の二股ルールでいうと、①と②があてはまります。

 

しかし、加山が経営するホテルが倒産し、巨額の負債を背負ってしまうと、女性たちがさーっと去っていったそうです。たった一人残った女性が、今の夫人。大借金という逆境を経験したことで、③の決められないオトコを廃業したのではないでしょうか。

 

しかし、世界のオザワ家に育ったジュニアは、そのような逆境を経験することはありません。故にずっと決められない。滝クリとの交際は破局報道もふくめて、ずーっと続きます。

 

2015年に二人の交際は終わったものの、2017年の「女性自身」(光文社)は滝クリを直撃取材していますが、小沢は滝クリに復縁を申し出ていたものの、滝クリは受け入れなかったそうです。

 

「デキ婚」だなんて言葉が再燃してるけど…次ページ

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