「ろうう」とは読みません!「労う」の正しい読み方って?

 

漢字自体は馴染みの深いものであっても、送り仮名がくっつくことによって途端にどう読めばいいかわからなくなってしまった、そんな経験はありませんか?

そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!

「労う」の読み方、知っていますか?

「労働」などの単語でおなじみの「労」。体を使うことや長年の経験、功績などを意味する「労」という漢字ですが、その後ろに「う」という送り仮名がついたとき、一体なんと読めばいいのでしょうか。

「労働」を参考に「ろうう」と読むのは間違いです。また働くことを意味する「労働」から考えを膨らませ、「やとう」と読む人も中にはいるかもしれません。しかしそれも間違い。なお、「やとう=雇う」です。

正解はこちらです!

「ねぎらう」です。

「労う」の意味は、

苦労や骨折りに感謝し、いたわる。現代では、同等または下の人に対して用いる

引用元:小学館 デジタル大辞泉

「労う」よりも目にする頻度は低いかもしれませんが、「犒う」という漢字もあります。

「労う」の由来は、奈良時代に使われていた「労ぐ(ねぐ)」という言葉。

「労ぐ(ねぐ)」には、

① 神の心を慰め、加護を願う。
② 慰労する。ねぎらう。

引用元:三省堂 大辞林 第三版

という意味があります。

ここから発展したのは、相手の苦労をいたわる意味をもつ「労う」だけではありません。

「神の御心を休める者」を意味し、“神社で、宮司(ぐうじ)・権(ごん)宮司を補佐する職”や“神職の総称”として用いられる「禰宜(ねぎ)」や「願う」といった言葉が生じたと言います。

「労う」の由来からはどこか神聖な雰囲気も漂いますが、現代では“同等または下の人”に対して用いられることがほとんどです。その言葉を向ける相手に変化が生じるのも、漢字の面白いところです。

参考文献:労う(ねぎらう)とは 由来・語源辞典

 

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