あなたは大丈夫?40代独身女性が【やってはいけない】節約って?
頑張って働いて得たお金は大切に使いたいですね。買わなくてもいいものを買ったり、無駄になるようなお金の使い方をしたりするのは避けたいものです。
40代独身女性なら、しっかり節約をして将来に備えて貯蓄をしている人も少なくないでしょう。しかし、節約にも「いい節約」と、「やってはいけない節約」があります。
今回は、やってはいけない節約についてお伝えします。
信用をなくす節約
大人の女性として、やってはいけない節約の第一には、自分の信用をなくす節約が挙げられます。
数人で食事や飲み会をして、会計は割り勘ということはよくあると思います。その時に端数を誰が払うかは、意外とみんな覚えています。
ほんの数十円、数百円のことですが、その出費をけちると人間性まで疑われかねません。「いつも払わない〇〇さん」などと思われてしまうと、信用にも関わります。
このような出費は、けちるよりもむしろ払うほうが人間関係を良くするでしょう。
また、人付き合いが増えてくると、ご祝儀などお金を包むシーンも増えてきます。
結婚祝いだけではなく、引っ越し祝いやお見舞い、お通夜などの不祝儀も、重なる時は重なるものです。そんな時には、つい包む金額を減らしたくなります。
しかし、これらのお金をけちるのは禁物。「常識のない人」と思われては、そちらの損失のほうが大きくなってしまいます。
そのため、包む金額は周りの人とも合わせるようにしましょう。受取る側としては、人生の節目ともいえるこれらの事柄は、そう度々はありません。
いったん信用を失ってしまうと、なかなか取り返す機会がないので、慎重に行動したいですね。
将来への投資をけちる節約
人生100年時代、将来への投資はますます重要になってきます。
今の仕事をずっと続けるにせよ、あるいは別の仕事をするにせよ、自分のスキルをアップデートしていくことは大切です。
勉強会に出席したり、資格を取ったりするためにはお金も必要になりますが、このような将来への投資をけちると、結果的に損失のほうが大きくなりかねません。
仕事をとりまく環境は常に進化し続けています。いつまでも従来のやり方に固執していては、社内でのキャリアパスにも良いことはないでしょう。特に、転職や起業を考えているならなおさらです。
スキルアップや資格の取得などのためにお金をかけても、それ以上のリターンが見込めるのであれば、積極的に将来への投資はするべきではないでしょうか。
また、情報収集も将来への投資のひとつです。
インターネットを利用すると、無料でさまざまな情報が手に入る時代ですが、自分にとって重要な情報は、お金をかけても入手するという判断も大切。
インターネットの情報は玉石混交です。それらを見極めるためにも、しっかりとしたベースになる情報は必要です。
幸せを減らす節約
さて、幸せを減らす節約もまた、やってはいけない節約です。
お金の使い方は、その人の人生観があらわれていると言っても過言でありません。誰もが「お金を使う価値がある」、と思えることにお金を使っています。
そうであれば、自分の幸せのためにお金を使うことは決して悪いことではないでしょう。
リラックスのためのエステやマッサージ、リフレッシュのための旅行、美味しい食事や新しいアクセサリーなど、自分のための支出は、仕事へのモチベーションにもつながります。
逆に言えば、自分の幸せを減らす節約をしていると、何のために仕事をしているのかという目的を見失ってしまう可能性があるのです。
確かに、自分へのご褒美として欲しいものや、やりたいことに際限なくお金を使っていてはいくら収入があっても足りません。
本当に欲しいものを見極めて、自分の幸せのためにも適度な支出ができるといいですね。
健康に悪い節約
幸せのための支出は大切ですが、普段の生活ではしっかりと節約をすることが肝心。メリハリをつけることで、幸せな時間をさらにいいものにしてくれるはずです。
しかし、普段は節約が必要とはいえ、健康に悪い節約をしてはいけません。
〇食費の節約
たとえば、食事です。健康のためにはバランスの取れた食生活が必要不可欠。空腹を満たせばよいというものではありません。
食事を値段だけで考えてしまうと、炭水化物中心になってしまいがちです。野菜や果物が少ないと、ビタミンやミネラル不足になりますし、たんぱく質も不足します。
たんぱく質は、豆腐や納豆をはじめとする大豆製品や、赤身肉などの良質なたんぱく質をとると良いとされています。
食事のバランスが崩れると、風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなったりします。
風邪をひけば、会社員なら会社を休んで有給休暇を使ってしまいますし、フリーランスならその分仕事が遅れて収入減にもつながります。クリニックに行ったり薬を買ったりすれば出費も増えてしまいます。
疲れやすいのも、支出増につながります。移動にはタクシー、出かけるのは面倒だから割高でも買物は近くのコンビニ、そして食事は買ってきたお弁当ですませる。
これでは負のスパイラルです。しっかり食べて、体調を整えるようにしましょう。
〇エアコンの節約
健康に悪い節約には、エアコンをつけるのを我慢することも含まれます。
室内と適切や温度と湿度に保つのは、健康のために重要なことです。夏の暑い時期にエアコンをつけなかったり、設定温度を適切に下げなかったりすれば、室内でも熱中症になってしまいます。
冬の寒い時期であれば、乾燥から風邪をひきやすくなります。肌や髪のコンディションも悪くなり、メンテナンスにかえってお金がかかることも。
エアコンの節約なら、つけるのを我慢するのではなく、思い切って省エネタイプのエアコンに買い替えるのも効果的。10年前のエアコンとは5%も省電力になっています。
環境省の「省エネ製品買換ナビゲーション しんきゅうさん」のインターネットサイトでは、今使っている家電を買い換えたら、どのくらい省エネになるかを簡単に調べられます。
https://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/
エアコンのほか、テレビや冷蔵庫、温水洗浄便座なども調べられます。
省エネタイプに買い替えても電気代が節約できるなら、すぐに元がとれるかもしれませんね。
気分だけの節約
オトナサローネ世代の女性なら、気分だけの節約はそろそろ卒業ではないでしょうか。気分だけの節約とは、節約したつもりで、実はたいして節約になっていない支出のことです。
〇まとめ買い
野菜やお肉や魚などの生鮮食料品では、まとめて買うと安くなっていることがあります。1個200円のブロッコリーが2個で300円だとしたら、確かに安くなっています。
しかし、1個は美味しく食べたけれど、もう1個は冷蔵庫の中でダメになって捨てたのなら、1個300円という計算です。しかも食べなかったものまで冷蔵庫に入れていて電気代もムダ使いしてしまいました。
悪くなることの少ない、缶詰や洗剤などはまとめ買いをしても使いきれるかもしれません。
しかし、油断は禁物。缶詰が気づいたら年単位で賞味期限切れになっていたり、洗剤が分離していたり、という事態にならないようにしておきましょう。
いずれにしても、まとめ買い=おトクとは、必ずしも言えないのです。
〇ポイントを貯める
買物をするとポイントが貯まる、というサービスはいろいろなところで取り入れられています。お店のポイントカード、クレジットカードのポイント、QRコード決済のポイントなど、買うたびにポイントが貯まるようになっています。
しかし、ポイントが貯まるからといって買い過ぎてしまっては本末転倒。
いらないものまで買わされることのないようにしましょう。
やってはいけない節約は、ついやってしまいがちな節約でもあります。
よかれと思ってしたことが逆効果にならないよう、しっかり見極めて節約していきたいですね。
ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録FPパートナー
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