「ぜんじ」と読み間違える人多数!「暫時」の正しい読み方を知っていますか?

2019.09.12 QUIZ

 

漢字にはたくさんの読み方があります。当然、似ている読み方もたくさんあるので、うっかり読み間違えてしまうことも。

そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!

「暫時」の読み方、知っていますか?

読み間違えやすい漢字の代表例ともいえる「暫時」。よく間違われてしまう読み方は「ぜんじ」です。正解の読み方ととてもよく似ていますが、「ぜんじ」は「漸次」と書きます。

「暫時」は、

少しの間。しばらく。

引用元:小学館 デジタル大辞泉

「漸次」は、

しだいに。だんだん。

引用元:小学館 デジタル大辞泉

という意味。

同じ副詞ではありますが、意味が異なるので、うっかり間違えないようにしたいところ。

正解はこちらです!

「ざんじ」です。

「暫時」と「漸次」の意味を間違えないようにするには、漢字の成り立ちから覚えるのがおすすめです。

「暫」には「日」という漢字が含まれています。「日」は太陽を意味し、太陽は時間を表します。「太陽を斬る」という「暫」という漢字には「時間を切り取る」という意味があります。となれば、「“暫時”は時間を表すから・・・“しばらく”だ」と思い出せるはず。

一方「漸」の部首は水を表す「さんずい」。「流れる水を斬る」という「漸」ですが、水を物理的に切ることはできません。なので「水を“だんだん”せき止めて、流れを止める」と覚えて、意味を思い出すようにしましょう。

とはいえ・・・

意味が分かっても、読み方がごっちゃになってしまっては意味がありません。

そんなときは例文を丸ごと覚えてしまうのがおすすめです!

「しばらく」を意味する「暫時」は「暫時(ざんじ)休憩する」という例文で、「だんだん」を意味する「漸次」は「漸次(ぜんじ)増加する」という例文で、丸ごと覚えてしまいましょう!

 

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