「ぜんじ」と読み間違える人多数!「暫時」の正しい読み方を知っていますか?
漢字にはたくさんの読み方があります。当然、似ている読み方もたくさんあるので、うっかり読み間違えてしまうことも。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!
「暫時」の読み方、知っていますか?
読み間違えやすい漢字の代表例ともいえる「暫時」。よく間違われてしまう読み方は「ぜんじ」です。正解の読み方ととてもよく似ていますが、「ぜんじ」は「漸次」と書きます。
「暫時」は、
少しの間。しばらく。
引用元:小学館 デジタル大辞泉
「漸次」は、
しだいに。だんだん。
引用元:小学館 デジタル大辞泉
という意味。
同じ副詞ではありますが、意味が異なるので、うっかり間違えないようにしたいところ。
正解はこちらです!
「ざんじ」です。
「暫時」と「漸次」の意味を間違えないようにするには、漢字の成り立ちから覚えるのがおすすめです。
「暫」には「日」という漢字が含まれています。「日」は太陽を意味し、太陽は時間を表します。「太陽を斬る」という「暫」という漢字には「時間を切り取る」という意味があります。となれば、「“暫時”は時間を表すから・・・“しばらく”だ」と思い出せるはず。
一方「漸」の部首は水を表す「さんずい」。「流れる水を斬る」という「漸」ですが、水を物理的に切ることはできません。なので「水を“だんだん”せき止めて、流れを止める」と覚えて、意味を思い出すようにしましょう。
とはいえ・・・
意味が分かっても、読み方がごっちゃになってしまっては意味がありません。
そんなときは例文を丸ごと覚えてしまうのがおすすめです!
「しばらく」を意味する「暫時」は「暫時(ざんじ)休憩する」という例文で、「だんだん」を意味する「漸次」は「漸次(ぜんじ)増加する」という例文で、丸ごと覚えてしまいましょう!
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