あれどっちだっけ?「重複」の本来の読み方、知っていますか?
漢字にはさまざまな読み方がありますが、中でも興味深いのが「慣用読み」と呼ばれるものです。慣用読みとは、「本来の読み方ではないものの、その読み方が広く普及したことで一般的に使われるようになった読み方」を指します。
本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題しています。
今回紹介する「重複」は、そんな慣用読みの代表格とも言える漢字となりました。
「重複」の本来の読み方、知っていますか?
「え、読み方って“じゅうふく”じゃないの?」と思った人も多いのではないでしょうか。現在では「じゅうふく」と読む人が多くなったことから、辞書にも本来の読み方である「〇〇ふく」と並んで「じゅうふく」が記載されるようになりました。しかし本来の読み方は「じゅうふく」ではありません。
正解はこちらです!
「ちょうふく」です。
なお「重複」の意味は、
1 同じ物事が重なり合うこと。じゅうふく。
2 染色体の一部が余分に付着していること。引用元:小学館 デジタル大辞泉
です。
言葉は変化するものです。慣用読みのように読み方が変化することもあれば、その言葉のもつ意味がかつて使われていた意味とは変わっている、なんてこともあります。
最後に「重複(ちょうふく/じゅうふく)」のような慣用読みの代表例をいくつかご紹介します。
また面白いことに、慣用読みの方が強く定着している言葉もあります。
「世論調査」と書かれたとき、あなたはどう読みますか?「“よ”ろんちょうさ」と読む人が多いのではないでしょうか。しかし本来の読み方は「“せ”ろん」です。ただ、「よろん」という読み方が広く普及されているからか、ニュース番組などでは「よろんちょうさ」と読まれることのほうが多いようですね。
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