口にするだけで愛が深まる!3つの魔法の言葉とは
今日はクリスマスイブですね。みなさんは誰と過ごしますか?
せっかくのクリスマス、素敵な思い出にしたいですね。
サンタクロースや恋人からの贈り物ばかり気にしないで、今日は一緒に過ごす大好きな人に、言葉の贈り物をしてみましょう。
「わくわく」「どきどき」「そわそわ」前日のあなたはどんな感じでしたか?
とは言っても、私はあなたではありませんから、どんな言葉を選ぶのかは分かりません。クリスマスイブにネガティブワードを口にしないのは当然ですが、自分の思いを伝える時にも、素敵な言葉を乗せたいものですよね。
そんな時に便利なのが、オノマトペです。
「オノマトペ」って、よく聞くけれど何ですか?
オノマトペ、Onomatopoeiaは、日本語で言うところの擬声語、つまり擬態語と擬音語のことです。
擬態語……視覚・触覚など聴覚以外の感覚印象を言語音で表した語。「にやにや」「ふらふら」「ゆったり」の類。
擬音語……実際の音をまねて言葉とした語。「さらさら」「ざあざあ」「わんわん」など。
引用:広辞苑第六版
状況や感情を表す時に、これらオノマトペを使うと、相手により伝わりやすくなります。
日本はこのオノマトペが非常に多い国で、
『擬音語・擬態語4500 日本語オノマトペ辞典』小野 正弘 (著、編集)
によれば、その数、4500もあるそうです。
1・気持ちを伝える、上手なオノマトペの使い方とは?
例えば、クリスマスイブのデートで、遊園地に向かうとしましょう。二人の思い出となる場所にだんだんと近づいていきます。「なんだか楽しくなってきた」というところを、「なんだかわくわくしてきた」というのがオノマトペを使った言い方です。
「昨日は楽しみで寝られなかったの」というところを、「昨日はそわそわしちゃって、寝られなかったの」というのがオノマトペを使った言い方です。
私は小学生にも国語の指導をしているのですが、「遠足どうだった?」と聞いても「旅行どうだった?」と聞いても「楽しかった」とだけ答えるんですね。そういう生徒には「どんなふうに?」という質問から入っていくのですが、その「どんなふうに」が、子どもには伝えられないのです。
でも「その時あなたはどんなだったの?」と聞くと、「手がぶるぶるしていた」「胸がドキドキしていた」「ドンドン飛び跳ねるのが止まらなかった」と返ってきます。
ここでいう「ぶるぶる」「ドキドキ」「ドンドン」は、日本人に共通の感情を沸き起こさせるオノマトペで、これらが「楽しい」と結びつくと、どんなふうに楽しかったのかが分かります。
例えば、これが「楽しい」ではなく「スリル満点だった」となると、「ぶるぶる」「ドキドキ」「ドンドン」が違う意味で伝わってくるでしょう? デートの時は、二人が良いムードでいたいと思っているわけですから、感情は同じはずです。
そこにこのオノマトペが入ると、より狭い範囲の、特定の感情を共有することになりますが、何しろお互いを大切に思っている同士の話ですから、この狭かった共有は拡大され、ほんわか、じんわり、じゅわーっと幸せが広がるのです。
この「ほんわか」「じんわり」「じゅわー」もオノマトペです。ちなみに、この「ほんわか」「じんわり」「じゅわー」も、「幸せ」に使うのと、「食べ物」に使うのとでは、印象が変わりますね。
【愛される魔法の言葉、あと2つは?】
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