「ひさしい」ではありません!「疚しい」の読み方、知っていますか?

2019.10.29 QUIZ

「優しい」「楽しい」「悲しい」「寂しい」など、感情を表す「〇〇しい」という言葉はたくさんあります。とはいえ、その言葉を表す漢字の読み方がわからないと、送り仮名「しい」がつくことで「感情を表しているのかな?」と読み取ることができても、確かな感情を読み取ることはできません。

本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。

「疚しい」の読み方、知っていますか?

「疚しい」の「疚」はあまり日常生活で見かける漢字ではありません。でも「病気」「疾病」などの漢字で使われる「やまいだれ」を持っていることから、調子の悪そうな雰囲気を読み取ることはできます。

なお「疚」の中にある「久」から「ひさしい」と読んだ人もいるかもしれませんが、「ひさしい」は間違い。

「疚しい」の意味を知ると、読み方が思い浮かぶかもしれません。

① 良心に恥じるところがある。うしろめたい。
② 気分が悪い。病気である。
③ 不満だ。不愉快だ

引用元:三省堂 大辞林第三版

正解はこちらです。

「やましい」です。

「疚しい」は「疾しい」と書くこともできます。「疾しい」の中の「矢」には、「矢のように急病になる」という意味があります。「疾しい」と書かれたほうが「やましい」の意味が捉えやすいかもしれませんね。

「やましい」は動詞「病む」が形容詞化した言葉です。元々の意味は「心が病む」「不満や不安により心が不安定になるさま」を表していました。それが後に、現代の主な意味である「後ろめたさ」「後ろめたくて気が咎めるさま」へと転じていきました。

参考文献:やましい とは – 由来・語源辞典

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