知らないと恥ずかしい!箸と器、先に持つのはどっち? 【オトナの常識#27】

2019.11.19 WORK

宴会や会食、結婚披露宴など会席料理の席につくことも多いはず。日本料理のマナーの基本といえば箸の使い方です。そこで問題! 箸と料理の器、どちらを先に持つのが正解?

問題 箸と器、先に持つのはどっち?

A.箸を先に持ち上げる
B.器を先に持ち上げる
C.器の位置によって変える

正解 C.器が右側にある場合は器、左側にある場合は箸を先に

基本的には箸を先に取り上げ、それから器を左手で取ります。
ただし、器が自分の右側にある場合、先に右手で箸を取ると器が持ちにくくなります。
器が右側にある場合は器から先に。まず両手で器を持ち上げて左手のひらにのせ、左手の親指を器の縁にかけます。器を左手のひらにのせたまま、箸の頭を右手で取り、箸の中ほどを左手の薬指と中指、または小指と薬指の間にはさみます。そして箸の先のほうへ右手をすべらせて持ち、箸をはさんでいた左手を離します。
両手で箸と器を同時に取り上げる「もろおこし」はガサツに見えます。淑女なら、やってはいけません。

会席料理と懐石料理の違いを知っていますか?

大人の常識として、知っておきたいのが会席料理と懐石料理の違いです。
日本料理には本膳料理、懐石料理、会席料理があります。
本膳料理は、日本料理の本家ともいえるもので、三汁十一菜の5つの膳で構成されるのが基本です。日本の正式な饗応料理(おもてなし料理)で、宮中などの儀式的な料理として残っています。
会席料理は、江戸時代に本膳料理から酒宴の部分が独立したものと考えられている日本料理のフルコース。宴会や会食などでの料理は会席料理です。前菜(お通し、先付、つきだし)から始まり、椀物→刺し身→焼き物→揚げ物→酢の物→煮物が1品ずつ出されます。これらの料理が終わるとご飯と汁、香の物(漬け物)が出され、最後にお茶と水菓子や果物で終わります。
懐石料理は、茶会でお茶の前に出される軽い食事のこと。本来は、ご飯と汁から始まる一汁三菜が基本でした。現在は品数が増え、ご飯と汁から始まって一品一品が運ばれてきます。

 

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