「ちょうむ」でも「しずむ」でもありません!「凋む」の読み方、知っていますか?
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「凋む」の読み方、知っていますか?
「凋む」の「凋」という漢字は、まさに「どこかで見たことあるような、ないような・・・」な漢字なのではないでしょうか。
「ちょうむ」や「しずむ」と読んだ人もいるかもしれませんが、これらの読み方は間違い。「凋む」の読み方は、誰しもが聞いたことののある読み方のはず。ただ表される漢字は、もう一方のほうが馴染み深いのは事実です。
意味は
1 草花などが生気をなくしてしおれたり縮んだりする。
2 いっぱいにふくらんでいたものが張りを失い、縮む。
3 好ましいものへの期待で大きくふくらんでいたものが、勢いを失って小さくなる。引用元:小学館 デジタル大辞泉
です。
読み方が思い浮かんだ人も多いのでは?
正解はこちらです。
「しぼむ」です。
「萎む」と表されれば読める人も多いのではないでしょうか。「凋む」も「しぼむ」と読みます。
なお「しぼむ」によく似た表現に「すぼむ」があります。
「すぼむ」は「窄む」と表され、
1 ふくらんでいたり、開いていたりしたものが、縮んで小さくなる。しぼむ。
2 先のほうにいくに従って細くなる。
3 勢いが衰える。引用元:小学館 デジタル大辞泉
という意味になります。
どちらも「縮んで小さくなる」様子を表していますが、「凋」の漢字は氷を表す「冫」とすみずみまでを表す「周」が合わさったもの。「凋」は寒さによりすみずみまで凋んでしまった様子を表しています。一方「窄」は狭まる様子を表します。
そのため「縮んで小さくなる」ことを表すものの
- 凋む:しおれたりして小さくなること
- 窄む:大きく広がっていたものが縮むこと
と微妙に表現が異なります。
現代社会において、意識的に「凋む」と「窄む」を使い分けている人はいないかもしれませんが、使い分けられると粋かもしれません。
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