本を読む前のウォーミングアップとは?脳の吸収を良くする2つのコツ

2019.11.17 WORK

高速読書では本を速く読んで、しかも忘れないために3つの脳科学的なテクニックを紹介しています。

私は脳科学と神経心理学の研究者として、日本の大学院や海外の学会で研究をしていきました。

これらは、ほとんどが大学での論文などで立証された手法です。ぜひ、これらのテクニックを取り入れて、あなたも普段の読書の「質×量」をあげてくださいね。

本を丁寧に読む必要はない?

なぜ、本を速く読めないのでしょうか?

まず、具体的なテクニックの話に移る前に、なぜたくさんの本と量を読めないのか。その疑問から解き明かしていきましょう。

じつはこれ、正直なところ、一文字、一文字、丁寧に読んでしまうから。

意外と思われるかもしれませんが、そんな必要はありません。正直、たくさんの情報を頭にインプットすればするほど、読むのに時間もかかります。同時に、本当に必要な情報が残らなくなります。

とうぜんです。脳には誰にでもパソコンと同じスペックがあります。一度に記憶できる量は最初から決まっているのです。

ですから、まず大切なのは、脳に残す情報をあなたの仕事やキャリアに合わせて、最初に取捨選択することです。

 

目的意識を持って本を読む

しっかりと目的意識さえ持てば、本当に必要な情報だけが頭に入ってくるようになります。

これ、セミナーや研修でもそうでありませんか?

目的意識もなく、ただ会社命令で参加した研修ほど、記憶に残っていないもの。あくびばかりで、あとでテキストやノートを読み返しても、ちんぷんかんぷん、といったことはありませんか。

いっぽう、資格やキャリアに活かそう、あるいは職場の「この問題を解決しよう」と、目的を明確にして臨んだ研修ほど記憶に残ります。脳に残るから、そのあと仕事にも活かせるわけけです。

つまり、ページのめくり方や眼筋の動かし方などのテクニックの前に、まず目的意識をしっかり持って、本の内容に強弱をつけて読むことが非常に大事なのです。

この点を明確に明示して、脳科学的に解説している読書術の本って、じつは意外と少ないもの。

いっぽう、死ぬほど読めて忘れない!高速読書はそういった方法が全て書かれています。

自分でしっかり本を読む目的を決めるところからはじめるので、脳に明確に残り、しかも本当に早く読めるわけです。

私の本には書いていませんが、こうして裏側の考え方を先に種明かしを先にしてしまうと、いがいと簡単だと思えるかもしれませんね。

脳の吸収を良くする2つのコツ

いっぽうで、たいていの人は「ただ本を、速く読むってことが目的」になってしまっています。だから、結局読んだ気になっているだけで、そこから何もインプットされていないわけです。

インプットが少ないうえに、目的意識がないからアウトプットにも繋がりません。
たとえば、僕は3つの会社を経営していますが、社員に本を読ませるときは、必ず「今、君には何が足りていないのか」「会社として何を必要としている。だから、この本を貸します」と本を読ませる目的を明確にします。

自分なりに書き出させたり、質問して自分に足りないところを気付かせてから、本を読ませる。さらに、それらをシンプルな箇条書きでいいので、ノートに書かせます。

そうすることで、自分の目的意識が明確になるので、本からどんどん吸収して、それがアウトプットに繋がるわけです。(皆さんも、部下に本を薦めるさいはぜひ参考になさってくださいね)

つまり、脳の吸収を良くするためには、その前にウォーミングアップがとても大事。

その2つのコツは、

・1.目的意識を明確にする

・2.自分に足りていないところをノートに書かせる

となります。

脳や記憶を司どる海馬のちょっとした構造やコツをつかむことが、本を速く読んで忘れないために、とても大切になるわけです。

さて次回は、なにかと話題の「速読法」は本当に意味にがあるのか、海外ではどのように考えられているのか。そのメリットデメリットについてもお話しします。

 

(つづく)

 

次回コラムまで待てない方はこちらをチェック̻̻

死ぬほど読めて忘れない高速読書 アスコム 上岡正明著

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