言葉遣いを直したいあなたへ。今すぐできる2つの対策

元女性議員の暴言が話題ですが、あそこまでひどくないにしても、言葉の悪さは育ちの悪さに対するイメージと直結します。いわゆる「お里が知れる」とはこのこと。ほんの少しの油断で発したひどい言葉遣いは、あとでリカバリがとても難しいのです。でも心配しないで。今からでも実践できる言葉遣いの直し方をお伝えしましょう。

 

年齢に見合った言葉を話す責任がある

例えば大学を卒業したばかりの社会人が、敬語を間違えることや、言葉遣いの可笑しいことは、おおかた許容されます。せいぜい「大学時代の名残りなんだろう」とか「学生気分が抜けていなくて困る」ぐらいの反応です。そして彼らには余白があるので「社会で鍛えられて、そのうち直る」という期待さえ持たれるでしょう。

 

ところが、40代の女性はそういうわけにはいきません。「今までどんなふうに社会で生きてきたのか」「今までどんな暮らしをしていたのか」果ては「どんな人間なのか」まで評価されてしまいます。

かの元議員さんも、実際あの暴言を何度吐いたのかは分かりませんが、「うっかり」ではなかったことがうかがえます。彼女の出身地や学歴、家族構成まで知られ、コンプレックスを分析され、どこに原因があったのかなどが週刊誌で取り沙汰されています。

 

私たちも同じです。明らかに「うっかり」ではない言葉遣いが出てきた場合、「今までどんなふうに社会で生きてきたのか」「今までどんな暮らしをしていたのか」果ては「どんな人間なのか」まで評価されてしまうのです。

 

例えば、いい年をした女性が「これマジヤバい。超むかつくんだけど。」と言い放った瞬間に、大多数の男性がどん引きするのと同時に、女性もまた驚きますよね。そして、コミュニケーションの為にわざと若者用語を使っているのではなく、この言葉は、普段からこのような発言をしているからこそ出てきたのだということを感じます。そして気心が知れた仲間内だとこれが完全に許容され、言葉遣いを正す道をシャットアウトします。「そうっすよね。超むかつきますよね」と返すことは、その場のコミュニケーションにはなっても、言葉を発した人の品位を正す機会をなくしてしまうことになるのです。

 

ですから、40代女性の側は、その言葉を受け入れてくれる仲間の存在には感謝しつつも、自分が彼女たちの悪い見本となっていることを自覚した方が良いでしょう。

年齢に見合った言葉を話す責任があるのです。

 

言葉遣いの美しい友人と過ごしてみる

 

私にも、気の置けない仲間がいますが、その一方で、全くもって話すことに緊張を伴うという場にも顔を出す機会が多く、言葉遣いを使い分けています。だからざっくばらんな性格でも言葉の訓練は惜しみません。周囲を全て、気の置けない仲間にしてしまうと、言葉の発展はなかなか難しいです。

 

友人の中には、日常生活の中でむしろ敬語を使う場面の方が多い人もいて、そういう人達は得てして言葉遣いが美しいものです。もし身の回りに言葉遣いの素敵な女性がいたら、ぜひスケジュールをやりくりして、その人達と時間を共有してみてください。言葉は伝染します。小さい子が親の言葉を真似するのと同じように、そういう人達と一定の時間を過ごすと言葉遣いが移ります。有り難く頂戴してみましょう。

 

私の友人の場合は、友人という立ち位置なので、私に対して、完全に敬語ではなく、少し崩して話しかけてくれます。これがまた絶妙な崩し方でして、本当に勉強になるんですね。しかも有り難いことに伝染する!(笑)

 

「○○じゃないの?違う?えー、知らなかったあ!」
「○○ではございませんか?違うのでしょうか?存じ上げませんでした」

まではいかず、これよりも、少し崩した形

「○○ではなくって?違うの?えー、知らなかったわ」

ぐらいに落ち着きます。これがちょうど良い、仲間内で使っても全く不自然ではない度合いです。

そして、たいがいの場合、このような言葉遣いをする人は、人に対する心遣いの達人でもあるので、言葉が学べるだけでなく、人との接し方やテーブルマナーなどまで教われることがほとんどです。勉強だと思って彼女たちとランチを取ってみるのも良いかもしれません。

 

等身大で標準の言葉を使うこと。そしてもっと大切なこと

さて、美しい言葉遣いを知ると、使ってみたくはなるのですが、自分のキャラとは遠いと感じた場合、どうしたらいいでしょう。例えば普段「ヤバい」を連呼するような自分が、急に「大変でございますね」なんて使えませんよね。そのような時に良いのが「等身大の言葉」です。美しい言葉を使ってみようと思い始めたあなたにとって「ヤバい」はもはや等身大の言葉ではないはずです。そんな時は、自分に素直になって一般的な言葉を使えばいいのです。「ヤバい」は「大変」ぐらいに落ち着くのではないでしょうか。「マジ」は「本当に」、「超」は「とても」、「むかつく」は「イライラする」くらいが一般的ですね。

つまり冒頭の
「これマジヤバい。超むかつくんだけど。」

「これ、本当に大変。とってもイライラするんだけど」
に変換できます。
どうしても言いたい時はこれを言い放っても良いでしょう。

でもここで気がつくはずです。そうですね。「大人の女性として、そんなふうに思ったことをすぐに口に出す必要があるのかな?」と感じますよね。

ここで重要なことが浮き彫りになりました。感情的になった時は、言葉を発する前に一呼吸置く。思ったまま発言すると、「美しい言葉に置き換える」作業が省略され、それがいわゆる「暴言・失言」となるのですね。

 

年齢に見合った言葉を話す責任を感じつつ、魅力的な女性になるための努力として、言葉遣いの美しい友人と過ごすこと、等身大の言葉を話すこと、そして思ったことをすぐ口に出さないことを心がけてみましょう。

この記事を友達に教えたい!と思ったら、シェア!

 

この記事が面白かったら

「いいね!」してね

 

「ご自愛下さい」は実は失礼?デキる女のメール文末7ポイント

以前、目上の方に帰りしなに「これからも頑張って下さい!」と伝えたら、「あなたがね」と失笑された経験があります。頑張って成果を出している人に対し「頑張ってください…

「伺います」と「参ります」どちらを使うべき?意外な敬語の間違い

仮に、アポイントの確認をするとしましょう。「明日、オフィスに伺います」「明日、オフィスに参ります」。どちらも正しいように感じますが、本当はどちらを使うべきなので…

敬語の3大間違い「させていただく」「よろしかったでしょうか」あと1つは?

敬語に自信がある人はそういません。でも、スマートに使えたら、どんなにいいか!今日は、不安から来る「させていただく症候群」「よろしかったでしょうか症候群」「二重敬…

こんな会話をする人は嫌われる!言語哲学者に学ぶ「4つのNG」

クリスマス・パーティ、忘年会シーズンですね。気の置けない仲間とワイワイするのもよし、職場の仲間と一年の労を労うもよし。そういう中で、自然と人が集まる素敵な会話を…

丁寧なつもりが無礼に!3つの危険な日本語「了解」「大丈夫」もう1つは

礼儀正しく言っているつもりが、実は「失礼」にあたる言葉だった。そんなガッカリなことはありませんよね。もちろん、人間なのでつい言い間違えてしまうこともありますが、…

人間関係トラブルの9割を解決する、たった1つのシンプルな方法

日常生活のさまざまな場面で起こる、人間関係のもめ事やトラブル。この原因の根っこには、実は単純な「承認欲求」という気持ちが隠れています。その欲求に共感する力を養う…

「注意する」「やめさせる」、言いにくいことを上手く伝える3つのコツ

部下の遅刻、同僚のミス、いつも気になる上司のあのクセ……、まあいいや、こちらがフォローすればいいこと、我慢すればいいことと問題を先送りにしていると、いつの間にか事…

アリ?それともナシ? 「LINEで会社休みます」問題について

「LINEで『会社休みます』って部下から連絡きたんだけど、どう思う?」 今年の春から管理職になった女友達から相談されました。業種はアパレルで、比較的自由な社風ではあ…

「させて頂く」とメールに書くのがこれだけ失礼なワケ

あなたが今朝送ったメールに、「させて頂く」という言葉は何回出てきましたか? そして「いただく」を「頂く」としていませんでしたか? 今日はその2点について、どうし…

お願いや交渉がスムーズに!CAが教える「言葉の魔法」って?

同じことを伝えるにも、「伝え方」によって受けての印象は様々です。威圧的な言い回しには反感を買うどころか、こちらの要求そのものも通らない場合も考えられます。今回は…

「助かります」は実は失礼?軽率な日本語の2つのNG

最近、立場が下の方から、このような文が入ったメールが届きました。「先生のその姿勢、見習いたいな、と思いました。」私は、ちょっと違和感を覚えたのですが、私情も入るのかと思い、こっそり他の方に聞いてみたと…

まさか「行けれる」なんて言わないよね? 教養のなさが見えちゃう「れ足す言葉」って?

「れ足す言葉」という、言葉があります。「ら抜き言葉」は有名なので、ご存じの方も多いと思いますが、「れ足す言葉」とはいったいどのような言葉なのでしょうか。可能を表すのに、ついつい「れ」を入れてしまう「れ…

「やめてください」とやんわり伝えたい。どう言えば炎上しない?

「もう本当にやめてほしい」そう思っていることを敬語に直すのって大変ですよね。心情的には「止めろって言ってるでしょう!?」くらいのこともあるでしょう。今回は、そんな時の言い回しについて。みんなは「やめて…

「ご利用できます」なんて書いてない?恥ずかしい呼びかけの日本語7選

「ここは、休憩所としてご利用できます」「このコピー機は、会員様でしたらいつでもご利用できます」「この駐車場は弊社に訪問の際、いつでもご利用できます」そんな掲示物を、店頭や掲示板、看板などでよく目にしま…

「ご出席された」でいいの?丁寧すぎる日本語のNG

丁寧過ぎることを「馬鹿丁寧」と言いますが、時々出席する会議に、馬鹿丁寧に話をする方がいらっしゃいます。「次の議題でございます。内容に関しましてはお手元の資料にございます通りでございます。検討事項に関し…

「させていただきます」はNG!丁寧すぎて逆に無礼な敬語7選

敬語に自信のない人が、丁寧に話をしようとすると、ついつい過剰な言い方になってしまいます。言葉の初めには何でも「お」や「ご」をつけたらいい、文の最後には「れる」「られる」をつければいい、そんな感覚でいま…

ギクッ、「お願い致します」は間違い?メールでやらかすうっかり敬語

「お願いいたします」と「お願い致します」は何が違うと思いますか?私は小学生と大人と両方で、文章の書き方などを指導していますが、小学生の生徒はきっとこう言うでしょう。「先生、まだ『致』という漢字を習って…

丁寧なつもりで微妙に失礼な「ございますか?」の使い方って

「いらっしゃいます」という便利な言葉があります。相手の行動などに付けて尊敬の意味を持たせられますよね。「いらっしゃる」は、「来る」「行く」「居る」「ある」の尊敬語なのです。まずは「いらっしゃいます」に…

みんな間違えてる「ご存知」「ご存じ」。どっちが正解?

「このことを知っていましたか?」という内容を相手に聞きたい場合、敬語表現としては、次の二つが考えられます。 このことをご存知でしたか? このことをご存じでしたか?さて、どちらが正しいでしょう。正解は「…

「ごゆっくりお買い物ください」は微妙に失礼!さて正解は?

「資料を用意してほしい」時。「ゆっくり買い物をしてほしい」時、敬語表現を使うとどうなりますか?このような単純なお願いを敬語で表現する場合、次のどれが良いでしょうか。 資料をご用意して下さい。 資料をご…

スポンサーリンク

スポンサーリンク

注目の記事

WORKに関する最新記事