41歳、超イライラは治療の副作用?はっきりしない症状にモヤモヤ|100人の更年期#20

一般に、閉経の前後5年を更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は50歳なので、45-55歳の世代は更年期に当たる人が多いもの。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

 

私ってもう更年期なの?みんなはどうなの?

 

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

【100人の更年期 #20】

根本聡子さん/ライター 41歳。芸能、美容、健康、トラベル、ライフスタイルなどマルチな分野の執筆を手がける。
夫、愛犬とともに郊外でのびのび暮らし。大のワンコ好き。

 

卵管摘出、薬の服用を始めて半年で起きたこと

最近、更年期関連の取材を多く担当するようになり「あれ?私もなのかな?」と焦り始めたライター根本、41歳です。

 

29歳のときにバセドウ病を発症、その後33歳で子宮内膜症が見つかり、放置してしまった結果筋腫へと発展。そして38歳のとき、物凄い腹痛に襲われエコーで確認すると筋腫の大きさが9センチに! もうオペするしかないと、その年の春先にオペになりました。

 

が、いざ内視鏡で直接診てみると、大きな影となって写っていた部分は筋腫ではなく、卵管と大腸が癒着してしまったためにできた影。本来なら内視鏡から開腹手術に移行するオペだったのですが、担当医の婦人科の先生ががんばってくれて、1時間で終わるはずのオペを3時間半かけて成功させてくれました。

 

癒着を取り、卵管の片方を摘出。その後、『ディナゲスト』という卵管機能を抑制するお薬を飲み続けることになったのですが…。

 

体に異変が出てきたのは術後半年がたったくらいの頃でした。この異変は薬のせい? それとも更年期?? と悩んだ私の症状についてお話ししたいと思います。

 

真夏なのに「背中のゾクゾク」が止まらない!

風邪の引き始めに背中がゾクッとすることはありませんか? そのゾクがゾワゾワに変わり、背中が痛いほど冷たく感じる。このなんとも不快な症状が出始めたのが今から2年半前。

 

外はとても暑くて汗をかくほどなのに、背中はつねにゾクゾクしてる。お風呂に入ってもだめ、カイロを貼ってみてもだめ。仕事中など何かに集中しているときはそこまで気にならないのですが、ひどいのはベッドに入ってから。

 

さぁ、寝ようと思うのに背中が寒くて寒くて寝られないのです。ちょうどこの頃、私は家を新築して引っ越したばかり。笑われるのを覚悟で話しますが「この家に何かあるのでは⁉︎」と本気で悩み、お祓いしてもらったくらいです。

 

内科、整形外科をハシゴしても見つからない「不調の原因」

もちろん、お祓いで背中のゾクゾクが治ることはなく、重い腰を上げて病院へ。

 

まずは風邪なのかと内科を受診してみますが、どこも「とくに異常なし」と言われるばかり。こちらから「もしかして更年期ですか?」と聞くと、私のカルテに書かれた年齢をチラ見してから「そうかもしれませんね」とのこと。

 

特に薬を処方されることもなかったのですが、ゾクゾクはひどくなる一方で寝不足にも悩まされ始めたので、今度は背中の異変を疑って整形外科へ。

 

レントゲンを撮るものの異常なし。ここでも自ら「更年期ですか?」と質問しましたが、返ってくる言葉は内科と一緒。『え、更年期って自己申告制なの⁉︎』背中のゾクゾクに加えて私のモヤモヤも加速していきました。

 

処方された漢方薬でも効果が見えず、婦人科の定期検診で相談

いくつか受診した内科の中で、漢方薬を処方してくれたのは1件。ツムラの23番、血流を良くするお薬でした。

 

処方されたときは更年期確定ボタンを押されたような複雑な心境でしたが、これでこの不快から解放されるならと飲み続けてみたものの…私にはまったく効果ナシ。

 

こうして病院ジプシーになって2年ほどが経ったころ、婦人科の定期検診で先生に相談してみることにしました。

 

「婦人科系のトラブルはないけれど、背中のゾクゾクがどんどんひどくなります、助けて!」と。

 

すると、先生はディナゲストの副作用について改めて調べ、そこに「背中の悪寒」という文字を発見。「今まで、ディナゲストを飲んで背中の悪寒を訴える人はいなかったけど、可能性が少しでもあるなら止めてみようか」と。

 

そこで私は藁にもすがる思いで別の治療法へ変えることにしたのです。

 

服薬を辞めてミレーナ装着。するとゾクゾクが消えた!

ミレーナとは、黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システムのことで、避妊目的で使う人が多いのですが、私の目的は子宮内膜を薄くすること。

 

直接子宮内に入れるので、お薬の服用の必要がなくなっただけでも精神的にラクになりました。

 

そして装着から1ヶ月。うそのように背中のゾクゾクが消えたのです!

 

婦人科の先生にそのことを告げると、副作用には個人差があるから私にはディナゲストが合わなかったのかもしれないとのこと。と、同時に「ホルモンが関係してるのは明らかなので、プレ更年期に入っている可能性は少なくないよ」とも。この言葉が私の胸に突き刺さったのでした。

 

とにかくイライラ、旦那さんの顔も見たくない!

たしかに、背中のゾクゾク以外にも、更年期を疑う症状は出ていたのです。それがイライラ。

 

私は自分の病気のこともあり、旦那さんと相談して子供を持たないという選択をしました。

 

その決断までにはたくさんの葛藤と涙があったのですが、結果犬を家族に迎えることになり、3人でとても仲良く幸せに暮らしていたんです。

 

でも2年ほど前、急に旦那さんを見るとイライラするように。

 

最初は頼んだことを忘れられた、とか小さなことがきっかけだったかもしれません。

 

それがどんどんひどくなって、旦那さんがお風呂から出てきて、脱衣所が濡れているだけでイライラ、飲み終えたコーヒーカップが出しっぱなしになってることにイライラ、最終的にそこにいるだけでイライラするようになりました。

 

もちろん、それが思い切り顔に出てしまうわけですから、旦那さんだって面白いはずがありません。家庭内は冷たい空気が流れるようになっていきました。

 

そして、「イライラしてしまう自分」にイライラ

自惚れで恥ずかしいのですが、私の旦那さんはバファリンか彼かというくらい優しい人です。めったに怒ることもイライラすることがありません。

 

その彼が私のイライラのせいでイライラしている。自分のせいだとわかっているのに、その姿がどうしても許せなくて「私と離婚したいんでしょ!」と思ってもない言葉をかけてしまったり。

 

そんな自分がどんどんイヤになって自己嫌悪を繰り返す日々を過ごしていました。

 

ここまで苦しんだというのに、薬を変えてから、フッと軽くなったようにイライラしなくなったのには自分が一番驚きました。

 

「おかえり」「いってらっしゃい」「ありがとう」が笑顔で言える。そんな些細なことが本当に嬉しかったのを覚えています。

 

もしこれが更年期の仕業だったとして、緩和する方法が見つかっていなかったと思うとぞっとします。そして耐えてくれた旦那さんにはひたすら感謝しかないのです。

 

結局のところ、私は更年期なの?どうなの?

薬を変えてから気になっていた症状は緩和されましたが、最初に違和感を感じてから早3年近く。そのときよりも確実に更年期に近づいているわけです。

 

ホットフラッシュなど、わかりやすい更年期症状はまだ出ていませんが、これから自分の体がどう変化していくのか不安でしかありません。

 

インフルエンザのように決定的な診断をしてもらえないのが更年期のつらいところ。もしこれから先、また不調が襲ってきたときはまずは婦人科にSOSをしに行くとともに、旦那さんには「更年期かも。ツラくあったったらごめん」と先に伝えようと思っています。

 

お薬やサプリも試してみたいと思いつつ、やはり一番は周囲の理解かなと思う今日この頃。更年期なら更年期と早く断定してほしいような、認めたくないような。これからも複雑な心境と体の変化と向き合いながらそのつど、対応していこうと思います。

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