「きんす」ではありません!「均す」の読み方、知っていますか?
どこかで一度は目にしたことのある漢字であっても、漢字の組み合わせや送り仮名がつくことで「・・・あれ、なんて読むの?」と戸惑うこと、ありますよね。漢字そのものの意味から、言葉の意味はなんとなく読み取れても、読み方まではなかなか読み取れないもの。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「均す」の読み方、知っていますか?
「平均」「均等」など「均」という漢字自体は目にする機会が多いのではないでしょうか。「平均」「均等」などに用いられるときには「均」は「きん」と読みます。しかし「均す」と書かれたとき、「きんす」と読むのは間違いです。
ただ、「均す」の意味を知ると、なんとなく読み方が思い浮かぶかもしれません。
1 高低・凹凸をなくして平らにする。
2 平均する。引用元:小学館 デジタル大辞泉
例文には「グラウンドを〇〇す」などが挙げられます。
正解はこちらです!
「ならす」です。
「ならす」は「均す」だけでなく「平す」と表すこともできます。
この「均す・平す」、奈良県の地名の由来にも関係しているのだとか!奈良の平らな土地を表す地名として「均す・平す」と同源の「ナラ(平・均)」という言葉が使われたという説があります。
参考文献:奈良県 – 地名由来辞典
ただし「慣らす・馴らす(ならす)」とは別物です。「慣らす・馴らす」の意味は
① 繰り返し接してなじむようにする。なれさせる。順応させる。
② 獣や鳥が人になれるようにする。
③ なれすぎて無遠慮に扱う。引用元:三省堂 大辞林第三版
「ならす」対象によって、「均す・平す」「慣らす・馴らす」をうまく使い分けられるといいですね。
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