「ざつじる」ではありません!「雑じる」の読み方、知っていますか?
漢字単体では読めても、送り仮名によって読み方が変わり、「なんて読むの?」と戸惑ってしまう漢字は世の中にたくさんあります。漢字にはさまざまな読み方がありますから、読み間違えはよくあることだと思いますが、人前で読み間違えると恥ずかしい思いをすることも・・・。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「雑じる」の読み方、知っていますか?
「雑」は「ざつ」と読むのが一般的ですが、「雑煮(ぞうに)」などの読み方もあります。ですが「雑じる」と表されたとき「ざつじる」「ぞうじる」と読むのは間違い。正解の読み方は意外に感じるかもしれませんが、「雑じる」と同じ読み・同じ意味の漢字と「雑」という漢字を見返してみると、納得できる読み方なのではないでしょうか。
正解はこちらです!
「まじる」です。
- 混じる
- 交じる
- 雑じる
は、全て同じ読み・同じ意味です。
① ある物の中に、他の種類の物が少量入る。入る物が少なく、異物感の強い場合にいう。
② 仲間に加わる。交際する。
③ 野や林に分け入る。引用元:三省堂 大辞林第三版
「混じる」は、「白の絵具に黒の絵具が混じる」「砂糖に塩が混じる」といった、別のものが溶け合ってしまい、元の素材が区別できない場合に使われます。
「交じる」は、「男の中に女が交じる」「白髪が交じる」など、別のものが入り込んでいるものの、元の素材と区別できる場合に使われます。
そして「雑じる」は「柴犬の血が雑じる」など、別のものが入り込むことで純粋さを失うことを指す場合に使われます。が、「雑じる」は常用外漢字のため、普段の生活で見かけることはあまりありません。
とはいえ「混じる・交じる・雑じる」を使い分けられると、相手に意味が伝わりやすくなるのではないでしょうか。「雑じる」に触れる機会は少ないかもしれませんが、「混じる」と「交じる」は使い分けられるとスマートですよ!
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