【新連載】攻めすぎた流行はオバ見えの元?40代が「避けるべき」冬のトレンドファッション
こんにちは、パーソナルスタイリストのお仕事と並行して、イラストファッション記事を執筆している角佑宇子です。今回からオトナサローネでも連載を始めます。毎週木曜の夜をお楽しみに。
さて、トレンドアイテムは最旬のオシャレを楽しむ上で必要不可欠なもの。とくに、ここ数年は個性豊かなデザインも多くどのアイテムもぜひ一度は取り入れてみたい気分になりますね。しかし、ときに攻めのファッションアイテムは一転して、若作り感がきわだち、大人の女性をオバ見えさせてしまうことも……。そこで今回は、オバ見え回避!40代女性が避けたほうが良いトレンドファッションをご紹介いたします。
違和感が拭えない「ワンショルダーワンピース」
2019年は春夏からワンショルダータイプのワンピースが多く展開されていましたが、その熱は秋冬も引き続いているもようです。秋冬はこのワンショルダーワンピースに薄手のハイネックセーターをインナーに組み合わせたコーディネートが主流となっています。
昨今は本当にトップスやスカートなどのあらゆるアイテムに対してアシンメトリーなカッティングデザインがトレンド傾向として強いのですね。しかし、実はこうした個性あるデザインアイテムは取り入れ方が非常に難しいもの。とくにワンショルダーワンピースは、斜めカットのデザインがまるでタスキ掛けのようなフォルムになっているので、見る人によっては違和感を覚えやすいアイテムでもあります。
20代の若さなら、そうしたトレンドも「若いからなんでも似合うよね」で終わるのですが、アラフォー以上は一変して「ムリして若い格好をしてる……」とそしられる可能性が大きいです。なるべく目立ちすぎる個性的なデザインは避けるという意味で、ワンショルダーワンピースは取り入れることをオススメしません。
そこはかとなくモサい「コーデュロイパンツ」
数年前から沸々と人気が高まっている秋冬ボトムであるコーデュロイパンツ。
ただ、ご存知の通りコーデュロイは生地が大変厚いため見た目のフォルムが野暮ったく見えがちに。上手に履きこなすには、シルエットの美しいパンツを選びぬく審美眼が必要な上、ある程度の美脚ラインがないとモデルさんのようにキマったスタイルを実現させられません。
ワイドボトムだと全体的に重たい印象になる。かといって細身のコーデュロイパンツは足の肉感を拾ってしまう……。
なかなかに着こなしが難しいアイテムです。どうしても取り入れたいという場合は、立体的なシルエットを生み出せるセンタープレスがついたコーデュロイパンツを選びましょう。価格帯もプチプラは避けて、1万円前後のものを選ばれると比較的失敗は少なくなります。
しまりのない「ワントーンコーデ」
こちらはアイテムではなく、トレンドのファッションスタイルであるワントーンコーデです。
旬のスタイルはそれだけで、オシャレ感がぐっと増すのでぜひ取り入れていただきたいのですが、ワントーンコーデは失敗するとパジャマ見えになりやすい着こなしなので注意が必要。
とくに40代の女性はベージュやホワイト、ブラウンといったニュアンスカラーを全部を同じ色でまとめてしまうと、オバ見えが確定します。
必ずワントーンコーデをする際は、締め色となる深みのある色合いと相対する明るい色合いを2:8の割合で取り入れてください。気軽に取り入れず、しっかり配色配分まで計算に入れたコーディネートでオバ見えを回避しましょう。
トレンドは生かすも殺すもあなた次第
トレンドはただ、取り入れるだけで旬になれると思ったら要注意!他アイテムとの組み合わせ、配色の割合、素材感、全体的に見えるシルエットなど多角的な視点で洗練さが表現できているかをチェックする必要があります。
今回ご紹介した2アイテムと1つのファッションスタイルは、この秋冬人気のテイストではありますが簡単に取り入れると失敗を招きやすいので取り入れ方には十分注意してくださいね。