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2020.01.12 WORK

前回までのコラムでは、読書の効果を最大に高めるためには「目的を明確にする」ことが大切だとお伝えしました。

脳はとても優秀な追尾機能をもっています。あなたに目的があれば、本の中から勝手に必要な情報を選び取り、脳に記憶しようとしてくれます。

逆に、目的が曖昧だと、脳はすべての内容を同等の情報と見なしてしまいます。すると、どうなるでしょうか。脳にはメモリースペックがあります。一度に記憶できる容量はほんの一部です。つまり、本を読んでもほとんどの内容を記憶に留めることさえできないわけです。

 

「目的」がわかれば脳が自動的に追尾してくれる

カラーバスという脳科学用語をご存知でしょうか。たとえば、長い間わからなかった疑問が、それを意識するようになったとたん、ネットや広告で必要な情報を見かけるようになる、一気に解決したという経験はどなたにもあるかと思います。

これは、脳が答えを求めてアンテナを張り続けていた結果。「目的を明確にする」という追尾機能を働かせて、ヒントを見逃さず探し当てたということです。

これが、「脳を味方につける読書術」です。

では、そのほかの具体的なテクニックとして「脳を味方につけるコツ」はあるでしょうか。高速読書ではその他にも全部で12の脳科学的なテクニックを紹介しています。

そのなかから、特に大切なテクニックを順番にご紹介していきましょう。

 

「ノートとタイマー」、この2つだけで脳が目的志向に変わる

 

「高速読書」には特別な準備は必要ありません。私がいつも活用している道具はたった2つだけです。それが、ノートとタイマーです。

 

ノートはどのようなものでもかまいません。私のお薦めは方眼用紙タイプです。方眼用紙はマス目があり、それが脳科学的に線を引いたり、因果関係の矢印を記すのにとても有効だと言われています。

 

ノートの取り方は人それぞれですので、自分なりに工夫してみて下さい。ここでは、脳が活性化する一番シンプルな読書ノートの取り方をご紹介します。

 

そのノートには、まず2本の縦線を引いて左右に分割します。線の左側には、あなたの目標や課題を書き出します。

 

1年後に起業したい。営業成績を上げたい。子育てをしっかりやりたい。人前で緊張することなくプレゼンできるようになりたい。このように、なるべく具体的に文章にしましょう。ここで大切なのは、読書の目的をはっきりと持つこと。目的を明確にすれば、読むべき本や内容を自然と「脳」が追尾しはじめます。

 

本を「感想を書く材料」で終わらせない。脳を鍛えるには

 

そして、ノートの右側に学びとなった内容や、目的の達成や解決に役立つ項目を書き出していきます。

 

さらに、その隣や下に、あなたに必要な「行動(アクション)」を書き足していきます。当然ですが、この部分は本に書かれていません。本をヒントにあなたのオリジナルの行動プランを書き足していくのです。

 

これが、本の情報を武器にして、あなたの行動に変え、未来を変える最大のポイントです。結局、本をたくさん読んでも、あなたの行動が変わらなければ、未来は1ミリも変わらないのです。

 

 

ここでタイマーが「いい仕事」をしてくれる

 

このとき、書く内容はすごくシンプルに書くのがコツです。

あまりダラダラと長いと時間がかかりますし、そもそも脳がメモリーにストックすることができません。

そのため、私は箇条書きを推奨しています。できれば、13文字~20文字位内にまとめるようにしましょう。

 

あとは、私の場合はタイマーを利用します。時間のロックは脳に心地よい緊張感を与えてくれます。実際、脳科学の研究では、多少の緊張感があったほうが記憶力も集中力も高まることがわかっています。

 

私の場合はiPhoneのタイマー記録アプリを活用しています。15分にあらかじめて設定してあり、カフェなどで本を机に置くと同時に、すかさずスタートします。なお、タイマーはスマートフォンのアプリじゃなくても大丈夫ですよ。

 

そして、置くと同時に、タイマーをスタート。これが大切。でないと、私もつい外の景色を眺めたり、メールをチェックしたり、そのままネットのニュースを探したり、と余計な行動をしてしまいます。また、時間をロックすると、脳は集中力も発揮します。ですので、タイマーを利用して、すぐに本を開いて読み始めましょう。

 

さて、次回はこのコラムの最終回。本を10倍速で読むための「脳力を高める読み方」についてご紹介します。お楽しみに。

 

(つづく)

次回コラムまで待てない方はこちらをチェック̻̻

死ぬほど読めて忘れない高速読書 アスコム 上岡正明著

 

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