
「じゅう」でも「あしおも」でもない!「踵」の読み方、知っていますか?
漢字にはたくさんの種類がありますが、部首の意、味さえ知っていれば、例えば「魚(さかなへん)」であれば魚の名前、「月(にくづき)」であれば体の部位を表すものといった具合に、何を意味する漢字なのか捉えることができます。
が、読み方だけはそうもいきません。
そこで本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。
本記事で紹介するのは「踵」。「足」にまつわる漢字ではありますが、足のどの部位を指す言葉でしょうか。
「足」に「重」と書く「踵」。「足」にまつわる漢字だとわかっていても、「重」にまつわる部位はなかなか思い浮かばないですよね。
「踵」のもう一つの読み方は「きびす」です。「あともどりする。引き返す」などを意味する言葉「踵(きびす・くびす)を返す」などで聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。「きびす」と本記事で紹介する答え「○○○」は同じ意味です。
どこの部位か思い浮かびましたか?
正解はこちら!
「かかと」です。
「重い」の漢字が当てられているのは、かかとの部分に「重み」がかかることからきていると言われています。
ちなみに「踵(きびす・くびす)」という読み方は、現代では「踵を返す」などの慣用句の中だけで使われているものですが、これらの語源となる「くひびす(くびひす)」は
- 「くひ(くび)」
→くるぶしから先の部分、足を表す「くはびら」の「くは」からきているもの - 「びす(ひす)」
→節や関節を表す語系からきているもの
とされています。また地方によっては「踵(きびす・くびす)=くるぶし」を指すこともあり、「足首」の「首」を語源とする説もあります。
参考文献:踵(きびす) 語原由来辞典
漢字の当てられた由来や語源を調べてみると、体の部位一つを表す言葉であっても、さまざまな説があり、日本語の奥深さを知ることができます。
この複雑な成り立ちが、漢字の読み間違いを招く原因でもあるのですが、読み間違いや読めない漢字と遭遇したことがきっかけで、時代とともに進化する日本語の面白さに触れていただけると幸いです。
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