「眉間にしわが寄っていますよ」この一言で老眼鏡に踏み切った私は|100人の老眼#5
40歳くらいを境に、周囲から続々と「困る」と声が上がりはじめること。
その典型が白髪と老眼ではないでしょうか。
最近なんだか目が見えにくいけど。認めたくないけれど。もしかして、これが老眼?
オトナサローネでは「老眼」にまつわる40代のリアルな声に向き合います。
今回は国語教師の松嶋さんのお話です。
【100人の老眼#5】
眼科の待合室で指摘された「見えにくさ」
20代、30代、私の視力は2.0もあり、メガネとは無縁の生活を送っていました。
そんな私が40代前半のころ、子どもの眼科検診の付き添いで都内の眼科を訪れました。
待合室で雑誌を読んでいると、眼科の助手の方が「お母さん、眉間にしわが寄っていますよ。文字が見えにくいのではありませんか?」と声をかけてきました。
険しい顔で読んでいたなんて、恥ずかしい!
ですが、私の中では「文字が見えにくい」=「近視」なので自分とは無縁です。「いいえ、私、視力良いんですよ」と答えたところ、「もしかして老眼かもしれません」の言葉が。
「まだ老眼のはずはない」のに、結果は…
まだ40代前半なのに「老眼」? すごくショックでした。
「そんなはずはないです」と切り返したものの、専門家相手に根拠もなく、試しに計測してみることに。器械に目を当てて、文字がくっきり見えたところで合図するというものでした。
その器械の文字見本は、目からかなり離れたところでとまっていました。
「ね、お母さん。こんなに離さないと楽に見えないんですよ」と助手の方。
結果は、立派な老眼! そうだったのかと愕然としました。
「老眼鏡」を気にしているのは自分だけだった、他人は見てない!
もう少し詳しく計測をし、すぐに老眼鏡を作ることになりました。人生初の眼鏡でした。
フレームもいろいろな色があったので、じっくり選び、顔や髪の色に合っているということで赤を選択。今までは、ちょっと見えにくい文字を、一生懸命、目が頑張って見ていたのでしょうね。眉間にしわも寄るはずです。
そして老眼鏡をかけてみると、文字を見るのが、めちゃくちゃ楽になりました。
ですが、私にとってはこの老眼鏡が人生初の眼鏡。人にどう思われるのかがすごく気になります。というのも、私の中での老眼鏡とは、サザエさんのフネさん。本を読む時などに「ちょっと待ってくださいな」と言って取り出す、あれをイメージしていたのです。
なので私は敢えて眼鏡を頭の上に載せるようにしました。その方がファッショナブルだと思ったんです。また、眼鏡のかけ方、外し方も、あたふたしないように、かっこつけようと思いました。海外ドラマなどでかっこいい眼鏡のかけ方をしている女優さんを見て真似をしたりもしました。
友だちの反応も気にしましたが、結果、人って、思った以上に自分のことを見ていないということを知りました(笑)
まったく気が付かない人もいましたし、仲の良い友人でさえ、しばらくしてから「あれ?眼鏡かけてたっけ?」と気づかれることもありました。
今では、赤い眼鏡が私のトレードマークのようになっています。最近は老眼鏡には見えないような、スマートなフレームもありますし、ファッションアイテムの一つとして考えても良いくらいです。
私はブルーライトカットをオススメします!
こういう経緯で、同年代の友人より一足先に老眼鏡をかけ始めた私。やがて同じ年の友人たちが老眼に悩み始めたころには、アドバイスする立場になりました。
特に「最近、物が見えにくい」「細かい字が見えなくなった」と話す友人には、早めに老眼鏡を作るように勧めています。
パソコンを使う仕事をしている人、スマホで文字を読む機会が多い人には、ブルーライトカットのレンズをお勧めしています。
一昔前は老眼鏡にこのような機能がついたものはありませんでした。特に、スマホを手元で見る機会は皆さん多いはずです。目をケアするためにも、ブルーライトカットのレンズをお勧めします。
最初は「老眼鏡」の「老」の字に抵抗があるかと思いますが、文字が読みづらくて、眉間にしわを寄せている方が老けて見えるはず。毎日のこととなると、確実にしわが刻まれていくと思います。
友人には「眉間にしわがよらなくなる」「目が疲れにくくなる」と大プッシュしています。みなさんも、早めの検査をお勧めします!
【編集部より】
目の疲れ、老眼に関するアンケートを実施中です。3分程度で終わります。ぜひご協力ください。
>>こちらから
スポンサーリンク