私の「老眼」更年期と関係ある?それともただの老化?|目の話#2

更年期世代は急に「目」にまつわるトラブルが増えませんか? よく声が挙がるのが「老眼が急に進んだ」という声。「ホルモンバランスの変化による更年期障害なのか、単なる老化なのかが区別がつかない」という悩みも聞こえてきます。

ドライアイなど角膜の権威、東邦大学医学部 眼科学講座教授 堀裕一先生に「更年期世代と老眼、目のトラブル」について5つのポイントを教わりました。

 

更年期と老眼には、関係がないようであるようで、ない?

–更年期だから老眼になるのでしょうか? 関係はありますか?

 

この「ピント調整力の衰え」は男女ともに起きます。

 

ですから、女性特有である更年期が老眼の原因になっているとは言い難いでしょう。

 

たまたま加齢によってピント調節能力が落ちることや、頑張らないとピントが合わない分だけ目の疲れが大きくなることと、更年期という世代が一致しているのです。

 

実は、女性ホルモン分泌量が落ちると、涙の分泌量も落ちていきます。この分泌量低下が起きるのは女性のほうが圧倒的に多く、目の乾燥、ドライアイが進むので、角膜に傷がつきやすくなっていきます。

 

こうした涙液量低下までを含めば、「目が見えにくくなる状態」と「女性ホルモンの分泌量低下」がまったく無関係というわけでもありません。

 

このように、自分自身で「単なる目の使いすぎ」としか思っていない症状の中に、他に原因のあるドライアイやその他の症状が潜んでいることもあります。

 

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【編集部より】

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