年間100万貯まる人は絶対やってない!「お金が逃げる」意外な10のクセ

毎年、お金が貯められるようになりたいと決意はするものの、お金が貯められないという人には知らないうちにお金が逃げるクセがあるようです。

人にはお金に対する考え方、使い方には長年培ってきた「クセ」があります。

無意識にお金が逃げるクセがあるなら、まずは改善することからはじめてみませんか?今回、お伝えするお金が逃げる10のクセに自分に当てはまるクセがあるか確認してみてください。

 

クセ1・家にビニール傘が2本以上ある

ビニール傘がたまる人は、残念ながら、先読みや計画のちからが弱い傾向があるでしょう。電車で周囲をの人たちを観察してみてください。多くの人は、出かける前に天気予報をチェックして、雨予報であれば傘を持参しています。天気予報をチェックする時間がないなら、折り畳み傘を常に持ち歩くこともできるのです。

 

ビニール傘は安価なので、降るかわからないのに準備して荷物になるより都度購入すればいい。この考え方自体はいっけん合理的ですが、実はムダ遣いの習慣化の入り口になり得ます。

 

たとえば、待ち合わせまでのほんの15分程度の時間を毎回わざわざカフェでつぶさないと気がすまなくなるなど、ちょこちょこした浪費が積み重なっていくのです。贅沢しているつもりはないのに、なぜかお金が貯まらないという人は、家計を見直してみるとこうした目的のないムダな支出が多いケースがみられます。

 

クセ2・どこのお店でもポイントカードを作る

いつも利用しているスーパーならば、ポイントカードは作りたいところです。でも、普段利用しないお店でもすすめられたらつい作っていませんか?

 

「今日からポイントがたまります」と言われたら、作らないと損した気分になりがちです。この「損した気持ち」が落とし穴。普段利用していないお店なのに、有効期限がくるからまた買わねば…不必要に足を運んでしまうこともあります。

 

ポイントカードは普段利用しているお店を厳選して作り、色々なお店でポイントを貯めるよりは、決まったお店でコツコツポイントを貯めた方が効率的です。

 

クセ3・「こっちのほうが安いから」で物を選ぶことがある

欲しい物を我慢して少しでも安い物を買うこと自体は、一見、節約しているように見えます。ですが、結果的に節約になってない場合もあります。

 

たとえば、洋服やバックに浪費をしていてはお金が貯まりませんが、一方で安い物で代用すればお金が貯まるというとそうではない場合もあります。

 

「大して欲しくもないもの」は脳もよく細部を記憶しません。結果的に長く愛用できず、買いなおしたり、似たものをまた買ってしまったりします。クローゼットに似たような服が何枚もある人は、覚えていられない程度の愛着の服ばかり買っていると言えますよね。たぶん値段だけ見て買っているでしょう?

 

本当に欲しい物を長く大切にすることで、買い物する回数が減ります。買い物は安い物を買うということではなく、予算をたてて計画をたてて買い物することが大切です。

 

クセ3・「セール」に合わせて買い物をする

セール品を買うのが好きな人も要注意です。セールになる前からお店に通ってアイテムをチェックし、根気よく待ってセールで購入という場合は、間違いなくお得です。

 

でも、漠然と、今年はコートを買いたいな程度の気持ちでセールに出向く場合は、何か買わなければ損という気になりムダ使いになっている場合がほとんどです。貸し切り会場で行われるファミリーセールなどは、周囲の人たちも大量に買っていますから、余計に煽られてしまいます。

 

お金に余裕があれば、それも楽しい買い物の仕方といえますが、お金が貯まらないという人は、本当に必要な物以外はセール品だとしても購入せず、貯蓄にまわしましょう。

 

クセ4・飲み会に誘われたら欠席しない

誘われた飲み会は断らず、全て参加するという人。人づき合いが良いのは素晴らしいことですが、交際費がかさんで貯蓄ができないというお悩みもお持ちでは?

 

人づきあいの良い人は、せっかく誘ってくれたのに予定もないのに、断るなんて申し訳ないと思うでしょう。が、何でもかんでも参加していたら、交際費はいくらあってもたりません。そもそも、他人は意外と飲み会に欠席しています。

 

たとえば、よく飲みに行く相手であれば3回に1回に頻度を減らす、ノリ気でない飲み会は断るという勇気を持つことも大切です。

 

クセ5・「めんどくさいから」時間を節約したがる

仕事が忙しかったり疲れていたりするとお金を支払って時間を短縮するという考え方をしがちです。たとえば、歩いて10分かかる場所に行くならタクシーを利用しても、タクシー代は1000円以内だから、たいしてお金をかけずに時間が節約できるという考えです。

 

一方、歩いて行ける場所であればタクシーに乗るのはもったいないから、10分早く家を出ると考える人もいます。

 

同じ目的地に行くにしても、考え方の違いによってお金に対する考え方も異なり、貯蓄の差もでます。時間を節約するためにお金で時間を買うという考え方を変えることでお金に対する意識も変わってくるはずです。

クセ7・お財布がパンパンになっている

お金が貯まらない人のお財布をみると、レシートやカードなどでパンパンになっているケースは珍しくありません。

 

お財布の中が整理されていないと、お金を大切にする気持ちが薄れ、毎日いくらつかっているのか支出が把握できてないということにも。

 

レシートを集めて、あとで家計簿をつけようと思っているのであれば、お財布に入れたままにしておくのではなく、帰宅したらレシートを保管する袋などに入れておくなど整理することが大切です。

 

お金が貯まる人のお財布は、中も整理されていてお金を大切にしていることがうかがえます。お財布を整理し、きれいに使うことはお金が貯まるようになる基本といっても過言ではありません。お金が貯まらない人は、まずはお財布を整理することからはじめましょう。

 

クセ8・部屋が散らかっている

部屋が散らかっていると、何をどこにしまったのかがわからない為、探すことができず同じ物を購入するということにもなりかねません。

 

また、クローゼットの中も整理されておらず、大掃除をしてみたら買ったことすら忘れていた服がぞろぞろ、ということもあります。

 

結果的に似たような洋服があったり、買ったことすら忘れている物もあったり、無駄づかいにつながっていることも少なくありません。

 

年末、大掃除ができてなかったという人は、今からでも遅くありません。部屋を片付けることで、自分が持っている物を認識することで、物を大切に使うようになり、ムダな買い物をしないようになります。

 

クセ9・買った商品が袋のまま部屋に置かれている

購入した商品を袋に入ったまま数日そのままにしていることがよくありませんか? 要するに、必要ない物を買ったんですね。

 

お金が貯まる人は、本当に必要な物しか購入しません。お金が貯まる人が、ブランド品を買わないわけではありません。高額な物を購入する場合は、長期的に計画をたてて、普段している貯蓄とは別に購入するための資金を貯蓄し、目標金額が貯まったら購入するようにしています。

 

そういう人が、購入した商品をそのまま放置していることはありません。帰宅したら決めた保管場所へきちんと大切に収納します。

 

もし、袋に入ったままになっている商品がいくつもあるようでしたら、本当に必要な物だったのか改めて買い物の仕方を見直してみましょう。

 

クセ10・「自分へのご褒美」という考え方を未だに持っている

給料やボーナスが出たりすると、自分へのご褒美と称して高額な買い物をする人がいます。

 

ご褒美という言葉で、貯蓄できずにお金を使うことであれば考えなければなりません。

 

目先で見るとご褒美は嬉しいものですが、将来的に見るとどうでしょうか。せっかく仕事しているから楽しみがないと辛いという考えもわかります。ですが、お金の使い方にはメリハリが大切なのです。将来のための貯蓄をきちんとしながら、可能な範囲でご褒美代を作れば良いのです。

 

私たちはいつまでも現役ではない

毎日、大変な思いをして仕事しているのだから、貯蓄ばかりしていても楽しくない、好きなように使いたいという声を聞くこともあります。

 

いくつになっても若い時と同じように仕事をして稼げるのであればいいですが、そういうわけではありません。

 

自分が働ける年齢までの稼げる収入を考えれば、働かなくなってからの老後資金は準備できるうちにしておきたいところです。お金の使い方は思考次第で変わります。知らないうちにお金が逃げるクセがあれば気をつけてお金が寄ってくる一年をお過ごしください。

 

今関倫子
ファイナンシャルプランナー
外資系保険会社勤務中に、AFP資格取得後、独立系FP事務所に転職。ファイナンシャルプランナーとして活動し、女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談、執筆、講演など多くの経験を経て独立。現在は個人マネー相談、執筆、講演を中心に活動中。 FP Cafe登録パートナー

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