【肩甲骨チェック】壁を背にして立ってみて。肩がつかない人は不調のデパートになる恐れが!
こんにちは。ヨガインストラクターの高木沙織です。
こう寒い日が続くと、体を丸め肩が内側に入った姿勢になりがち。それも、日中も就寝中のベッドのなかでもずーっと。
体の前面が縮こまり、後面が広がったこの姿勢は左右の肩甲骨の間が広がって離れてしまっているでしょう。壁を背にして立ったとき、肩がつかないという人は肩甲骨間が離れてしまっているというひとつの目安になるので、「私、大丈夫かな?」と思った人はこの方法でチェックしてみてください。
肩甲骨間が離れているとどうなる?
左右の肩甲骨間が離れて猫背になっているときというのは、骨盤の角度にも悪影響を及ぼします。骨盤が後ろに倒れ後傾した姿勢になってしまうのです。
そのため、ただ肩甲骨間が離れているだけだと思うのは黄色信号!
肩や背中が凝りやすくなるのはもちろん、内臓が圧迫されて機能が低下する、骨盤内にある婦人科系臓器に負担がかかり生理痛が重くなったりホルモンバランスが崩れたりするなどさまざまな不調となってあらわれる恐れがあるでしょう。
そこで取り入れたいのが、肩甲骨をキュッと中央に引き寄せて丸まった猫背を改善。背骨の土台となる骨盤の後傾にもアプローチできるようなヨガのポーズ。
筆者もよくおこなう「橋のポーズ」は仰向けの姿勢で肩甲骨を中央に寄せ、胸をしっかりと開かせることで先にお話ししたような姿勢のくせを正す効果に期待されています。加えて、お尻をグッと持ち上げるため、ヒップアップにも効果アリ。
早速ポーズを取ってみましょう。
ポーズの取り方
(1)仰向けになり、ひざを立てる
→足は腰幅に開く
→両手は体の横で手のひらを下に向ける
(2)お尻を床から持ち上げる
→腕・肩を背中の下にしまい込むようにする
(3)体の下で両手を組み、呼吸を5回ほど繰り返す
ポーズから戻るときは背中から腰、お尻の順にゆっくりと体を下ろしてきましょう。
※ 体に痛みがある人は無理におこなわないこと
間がグーッと開いていた左右の肩甲骨。中央に寄せる感覚を取り戻し、まだまだ続く寒い日も姿勢正しく過ごしたいものです。
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