「きめこまやか」ではない!「きめ細か」の読み方、知っていますか?

2020.02.11 QUIZ

漢字にはさまざまな読み方があり、送り仮名で読み方が変わる漢字も少なくありません。

本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題しています。

本記事でご紹介する「きめ細か」。「きめこまやか」と読んでいる人も多いのではないでしょうか?しかし本来の読み方は「きめこまやか」ではないのです。

口語(話し言葉)表現では、「きめこまやか」と表されることが多い「きめ細か」。ただ、本来の読みは「きめこまやか」ではありません。もちろん、「きめほそか」でもありませんよ!

答えのヒントは「細」の読みにあります。

音読み:サイ
訓読み:ほそい・ほそる・こまか・こまかい (表用外)ささやか・くわしい

引用元:細 漢字一字 漢字ペディア

正解はこちら!

「きめこまか」です。

「きめ細か」の意味は、

きめ‐こまか【木目細か/肌=理細か】
1 皮膚や物の表面がなめらかなさま。
2 物事に細かく気を配るさま。

引用元:goo辞書

です。

「きめ」は元々、木の模様などを意味する「木目(もくめ、きめ)」と肌の表面をあらわす「肌理(きめ)」が当てられていました。

現在では常用漢字表外の読み方である「肌理(きめ)」と「木目」を使い分ける意味でも、「きめ」と表記されるのが一般的です。「木目」が使われる場面もありますが、「木目込み細工」など使い道は限られています。

「きめこまやか」と読む場合には「きめ細”や”か」と一文字送り仮名が必要です

メディアでは「きめ細やか」ではなく「きめ細か」が一応の「正解」とされているようですが、「きめ細やか」と読んだからといって意味が大きく違ってしまうわけではありません。

とはいえ、「細」を読む際には「こま(か)」「こま(かい)」と、「『や』は必要ない」と覚えておくと、「きめ細か」の読みがスンナリ浮かぶはずですよ。

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