40代からのダイエットは“化学反応”⁉ やせる食生活4つのポイント
お正月気分が抜けず、増えた体重もそのままの皆さま、こんばんわ。
「ダイエットをしていたつもりが、栄養失調になっていた」という過ちは、実は大変よくあります。
今回は「どうして栄養失調が起きたのか」「どうすれば回避できるのか」についてです!
前回までのあらすじ:「ピンときたダイエット方法はあれこれ迷わず即試す」アラフィフ藤井。 10/3の第1回では63.8㎏をマーク。第14回(61.8キロ)と、ちょいリバウンド。 お正月気分が抜けきらないぐーたらぶりを切り返さないと、ダイエットの目的も見失いそうです。
ダイエットとは出口の見えない迷路だった
ゆるーくダイエットを継続してても、年末年始で太った藤井です。我が相棒も私にダイエットを成功させる意思があるかを疑っています。昨年の1月よりは明らかにやせていますが、安定して「おデブ」のままなのです。
昨年まで履いていたデニムもスカートもゆるくなりました。というか服も下着もほぼゆるい。中性脂肪も正常値です。だからといってダイエットが完了したわけではないという現実。人生で真面目に体重と向き合うってしんどいわ。
というより、ダイエットって終わりがあるの?
すでにアラフィフともなると、多少の悩みもほぼクリアする悪知恵ってもんがあるんですよ、本当に!楽しいぞ、アラフィフ。アラフォーで悩んでいたことも、ほぼクリアしてしまえる悪知恵がつきます。しかし己のダイエットでこんなにも悩むとは思いませんでした。
己の脂肪はアラフィフの悪知恵だけではどうにもなりません。早い話が私は完全にダイエットという迷路をさまよう子羊です。大昔、早朝のテレビで観た「暗いと不平を言うよりも、すすんで明かりをつけましょう」がすっごく理解できます。
でもね、肝心な明かりになるものがない!
それがダイエットの迷路なのです。摂取カロリーを抑えて、消費カロリーを増やせばいいという単純なことでは解決しないということに気が付いたから迷子になっているのです。消費カロリーを増やすにも、そのためのカロリーもないとダメだと気付いたときの絶望感!
管理栄養士の友人に真実を聞いてみた
新年早々、「もうダメだー。ぼかぁ、もうオシマイなんだよぉー」と嘆き続け、我が相棒から「だからダンベルとスクワットで鍛えてなさいよ」という言葉でますます混迷する私でしたが、自宅に帰ってから気が付いたことがありました。
アラフィフには人脈がある。ここから明かりをもたらすヒントをいただきましょう。
そんなわけで栄養管理士と調理師の資格を持っている友人にアドバイスをもらうことに決めたのです。彼女ならズビッと大間違いな指摘をしてくれるに違いありません。それこそ単純に「鍛えときなさいよ」で終わらせないマーベラスな意見をくれるでしょう。
そんなわけでまだ正月気分が抜けていないであろう管理栄養士の旧友Iさんに電話をしまして、近所のカフェ…すみません、かなり盛りました、サイ●リヤです…で会うことを約束しました。近所ですから、もちろん徒歩で行きます。
Iさん「久しぶりー、あ、やせたんじゃない?」
開口一番、Iさんは言いました。
藤井「はい、ワタクシ、やせたんですよ」
Iさん「太ってるときはそう感じなかったけど、あの人に似てたのね」
藤井「?」
Iさん「ラルクアンシエルのKEN」
藤井「どなた…」
Iさんはスマホで検索して、画像を見せてくれました。
藤井「否定できません」
Iさん「ヘアスタイルも真似しなさいよー、ウケるよー。服もロックにしてさあー」
藤井「…」
Iさん「まー、もっとやせると綾野剛になれる可能性がある!頑張れ!」
藤井「えー、もちろん『コウノドリ』でのときですよね」
Iさん「図々しいこと言うな!『日本で一番悪い奴ら』出演時の・です」
藤井「…まぁ、ワタクシがですね、あなたに百歩譲って『日本で一番悪い奴ら』出演時の綾野剛を目指すなら、現在のダイエットで何が欠けているでしょうか」
Iさんは私の食事日記と運動は何を続けているかなどもチェックしました。
Iさん「ウォーキングと筋トレかあ。なんつーか、こう…やせる気があるのはわかる食生活なんだけどさあ、不足しまくってるんだよねえ」
藤井「どゆこと?」
Iさん「えー、まず基本的なことをあなたは知らなすぎる」
藤井「はい?」
「やせるためには正しく食べる必要がある」
Iさんは、紅茶を優雅に一口飲んでから断言しました。
Iさん「身体にいい食べ物はありません」
藤井「はぁ?!」
Iさん「身体にいい食生活があるだけです」
藤井「えー、人文出身者にわかりやすく説明してください」
Iさん「あいよ。つまり、身体そのものは化学反応で維持されています。その化学反応が好ましい方向に行くと健康。でも困ったほうに行くと病気です。人体の化学反応を起こす触媒の1つが食べ物です」
藤井「触媒…」
Iさん「化学反応の反応速度を速める物質のことです」
藤井「私らの身体って…」
Iさん「まぁ、実験で使うシャーレかもしれないし、ビーカーかもしれないし、試験管かもしれない」
Iさんはにっこりと笑いました。
Iさん「そのビーカーだか、試験管にさ、すこーしだけの触媒を入れても反応は起こるよ?でもね、期待しているほどの反応は起こってくれないことも起こるのよ、人体というものの場合は複雑なんでね」
藤井「なんかわかってきたような気がしてきた…」
Iさん「そう。あなた、はっきりいって、現代版の栄養失調に近い。やせるわけない」
Iさんは期待通り、ズビッと人差し指で私を貫いていたのです(イメージ)。
現代版栄養失調は寿命すら縮める!
私は頭を殴られたような顔をしていたでしょう。本人はヘルシーな食事をしているつもりでしたが、本当につもりでしかなかったからです。糖質制限だとか、低カロリーという言葉のマジックで砂漠に導かれ、さらに迷路にはまり込んだといっても過言ではありません。
Iさん「まだ改良できますって。そんなに落ち込みなさんな」
藤井「…ウス…」
Iさん「運動のメニューはそのままのほうが今の生活で無理がないと思うよ。座りっきりの仕事で、そこそこストレスがあるわけだから、歩くとか筋肉を鍛えるってすぐにできるからいいのね。階段の上り下りとかもおすすめ」
藤井「…現代版栄養失調…」
Iさん「そのままでいけば、アレですわ、体力なくして、緩んで太る。しかもやせにくい」
藤井「やめて!そんな怖いこと言わないで!」
Iさん「アラフィフだと寿命も関係してくる」
藤井「いやだー!せっかくようやく人生が楽しくなったのに!」
Iさん「なら食生活を直そう。あんまり厳しいアドバイスだと、真面目にやり過ぎる傾向があるから、ヒントしかあげない」
藤井「この不真面目な私が、かね」
Iさん「思ってるより、あんたは呆れるほど真面目」
長い付き合いですが、こんなこと初めて言われた…。
藤井「ヒントくれ、女神さま!」
「よっしゃよっしゃ。野菜の種類を葉物、根菜とあれこれそろえる。たんぱく質と脂質の種類にこだわる。主食はそのまんまでよし。フルーツも推奨。加工食品は緊急事態以外口にするな。以上だ」
復習
1・野菜は煮もの、サラダなど、バラエティ豊かに
2・肉や油脂はどういうものをとっているか意識的に
3・ごはん、パンは従来通り食べる。フルーツも食べる
4・お惣菜、袋菓子、菓子パン、コンビニ飯は食べない
藤井「なんか簡単そう…」
Iさん「今日から実行しろ。グッドラック!綾野剛にならなくてもいいけど、期待してるわ」
私は善き友人を持った…と昭和のアニメみたいなことをつぶやきつつ、私はその晩から食事内容を見直しまして、少しずつ改善しております。
なんだか明かりが見えてきたっぽい!
今回の体重:61.3キロ(スタートから-2.3㎏)
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