老け顔の犯人は「まつ毛」だった!? 正しいケアでマイナス5歳顔に

まつげを盛る、とまでは言わなくても、まつげをまったく整えないメイクは今や誰も考えられないのでしょうか。

きちんとカールさせてマスカラをオンしただけで、自分のその日のメイクが「キマった!」と感じることもありますよね。

でも、そんなまつげ、ケアはちゃんとしてますか? 実はケアもマスカラと同じくらい大切なことなのです。

 

まつげにも毛周期がある

面積も太さも長さも全体から見ればわずかなのに、まつげは顔の印象をドラマティックに変えてくれます。だからこそいろいろな方法でまつげメイクを念入りにするのも不思議ではないのです。

 

まつげも髪と同じように、体毛の1つ。実用の面では眼球を守り、刺激などを防ぐサポートを担っています。まつげがゴミや強い光などの刺激から守っていることに無意識でいられるほどですから、かなり優秀で重要な役割を常にしている『体毛』なのです。

 

この優秀な『体毛』であるまつげは、他の体毛と同じく毛周期があります。生え変わりもありますし、休眠期もあるのです。短い方で30日、長い方では100日の周期で、新しいまつげに生え変わって、いい状態と好ましい長さを維持しています。

 

しかし何らかのトラブルやまつげそのものがダメージを受けていると、正常な長さや太さのまつげは育ちません。もちろん量も減ってしまいます。すると弱々しく、まばらなショボまつげになり、マスカラなどでもカバーしきれません。

 

舞台役者が男女を問わず、老け顔に見せるメイクの技法にまつげに白いマスカラを塗って存在感を薄くさせることがあります。このメイク方法は、人工的なショボまつげを作ることで老け顔にさせるというわけです。

 

摩擦と負担を避ける

わずかなのにインパクトがある存在で、しかも重要な役割を持つまつげにダメージを与える大きなものは、摩擦です。髪に摩擦を与えたら、傷んでボロボロになっていきますよね。まつげもまた同じことが起こりやすいのです。

 

まつげメイクに欠かせないマスカラは落ちにくいもの。完璧に落とすことはまつげの健康のためにマストですが、ゴシゴシこすったら、摩擦も起こりますし、抜けやすてしまいます。そのため優しくすっきり落とせるポイントメイクリムーバーが必要です

 

コットンにたっぷり含ませ目元に置いてから、擦らず優しくぬぐうように落とします。ポイントメイクリムーバーで落ち切らなかったら、肌に浸透しない白色ワセリンを綿棒につけて、軽く撫でてからホットタオルでおさえれば無理なく落ちます。

 

なおマスカラやつけまつげ、まつエクも、まつげには大きな負担をかけるものです。まつげパーマも例外ではありません。ショボまつげでの老け顔を防ぐためには、これらを休ませる期間も設ける必要があります。

 

この休止時期はビューラーの使用もNGです。まつげから摩擦と負担を避ける工夫を行うことで、回復させていけます。髪よりもダメージからの回復が早いからこそ、定期的に休止期間を与えることが効果的なのです。

 

この休止期間のアイメイクには、アイラインでさりげなく目元を強調するラインメイクを試すのはいかがでしょう。山口小夜子さんのメイクなどはいいお手本です。アラフォーなら、和服にも似合うラインメイクのテクニックも身につけておいて損はありません。

 

まつげ美容液を使うタイミング

最近では多くのメーカーがまつげ美容液を登場させています。しかし使うタイミングをご存知でしょうか。タイミングを間違っていては、効果が充分に出てくれません。そこでヒントになるのはヘアケアでいつコンディショナーを使っているかになります。

 

コンディショナーを使うのはシャンプー後の髪ですよね。まつげも同じように、メイクを落とし、洗顔を終えた清潔になった状態でまつげ美容液を使います。まつげにきちんと行き渡らせるように使ってから、スキンケアに入るわけです。

 

どの化粧品にも言えることですが、使用前には説明書に必ず目を通しましょう。正しい使用方法と回数が記載されているからです。いくら「まつ育」を成功させたいからといって、過剰に使っても、まつげに摩擦を多く与え、負担を増やすだけになってしまいます。

 

正しくまつげ美容液を使うことは今生えているまつげをダメージから守りつつ、ハリとコシ、つややかさを高めてくれます。いうなればショボまつげ予防のためにあるものなので、守りのケアだと言ってもいいでしょう。

 

まつげ美容液を決められた使用方法と回数を守って置くことで、現在あるまつげは守られます。ショボまつげで老け顔になりたくないという方は髪をケアするのと同じ感覚で使い続けていくこともエイジングケアにつながるはずです。

 

自まつげを「育毛」したいなら美容皮膚科へ

最近、まつげが減ってしまった…とお悩みの方もいるかもしれません。このお悩みは「睫毛貧毛症(しょうもうひんもうしょう)」の疑いがあります。多くの原因が重なり、まつげを生やす毛包にトラブルが起こり、正常にまつげが生えたり、伸びたりしにくい状態です。

 

毛包に働きかける効果を持っているまつげの育毛剤が必要ですが、現在のところまつげの育毛剤は市販されていません。信頼できる効果を持っているまつげの育毛剤は医師からの処方が必要になのです。

 

「睫毛貧毛症」の治療薬は2014年3月に厚生労働省で製造販売の承認を受けた「グラッシュビスタ(ビマトプロスト)」といいます。4週間ほどで効果を実感し始め、16週目にはまつげの回復が確認されている信頼できる医薬品です。

 

まつげの育毛を相談するなら美容皮膚科をおすすめします。美容皮膚科は医師自身が「グラッシュビスタ」を自分で使用し、使用感や育毛効果を確認してから治療に採用していることも多く、安心して使えるでしょう。

 

深刻な悩みであればあるほど、医療機関に頼るほうが近道なのです。まつげのダメージが深刻であれば、美容皮膚科での治療も満足いく結果をもたらします。まつげも長く太くありたいもの。ショボまつげから脱出し、マイナス5歳顔を目指してみませんか。

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