三原じゅん子も!年下男性との結婚で背負う2つの重圧

2017.01.21 LIFE

40代のイケメン俳優がとうとう結婚。お相手の年齢をみると、かなり年下のケースが多い。フン!やっぱり、男って若い女がいいのよね。嫉妬が発動し、年相応のゆとりをうっかり忘れてしまう瞬間だ。

 

逆に40代以上の女性が、うんと年下の男性とウエディングベルを鳴らすと、やるな!と、同世代女性に勇気と希望を与えてくれる。なんといっても年上女性には、大人の魅力と包容力がある。精神的にも経済的にも自立していることが多く、男性への依存度が低い。収入や雇用面が不安定な現代では、「年上妻」は時代に沿った結婚のスタイルといえるのではないか。

 

「年下夫」ならではの妻の苦しみって?

近年、妻が年上の夫婦は増加傾向にあり、厚生労働省・人口動態調査の「初婚夫妻の年齢差別にみた年次別婚姻件数」(2015年)によれば、年上妻の割合は1980年には11.7%だったが、2015年には24%。ほぼ4組に1組が年上妻になっている。さらに、妻が4歳以上の年上では、1980年の2%から2015年には6.5%と、3倍以上に増えている。

 

身近にも、7~8才くらい年下男性と結婚したアラフォー女性が3組いた。「愛があれば歳の差なんて」と、歳の差カップルに驚くことはなかったが、結婚後に妻になったアラフォー女性ならではの苦悩を知ることになった。そのケースから、アラフォー女性が年下男と結婚したら背負う2つの重圧について考えてみた。

 

1.子どもを産むことのプレッシャー

30代後半以降になると、女性は卵子の老化が気になるお年頃。子どもを産めない年齢ではないけれど、妊娠確率は下がってくる。それに対して、夫は年下でまだ若い。そのせいで「早く妊娠しなきゃ」という焦りとプレッシャーが重しとなる。

 

8才年下と結婚したA子さんは当時38歳で、夫はエリート企業にお勤めの高学歴・高収入の30歳。そんなハイスペックな男性だからか、彼のご両親は「そんなに年上の女性と結婚しなくても・・・」と当初反対されたとか。そのこともあってA子さんは、結婚を機に仕事を辞め、妊活に集中した。年上女と結婚したせいで、子どもに恵まれなかったと思われたくないからだ。努力の甲斐あって1年後に妊娠、出産。夫のご両親に孫を抱かせてあげることができ、安堵した。

 

一方、職場の後輩と結婚したB子さんは当時39歳、夫は7つ年下の32歳。夫婦とも子どもが欲しかったが、B子さんは年齢的にすぐに妊娠できるか不安を抱えていた。不妊治療を試みたが、子どもを授かることはできなかった。そのことを夫や彼のご両親から責められることはなかったが、自暴自棄になってしまい、関係がギクシャク。結局別れることになってしまった。

子どもを望むアラフォー妻は、簡単に妊娠できるとは限らない。はじめから子どもを持たないと二人で決めていればよいが、望んでいるのに授からないと、年齢的こともあって焦りは募る一方。歳の離れた年下夫との結婚ともなれば、なおさら子どもを産むことのプレッシャーがかかる。妊娠できないのは、年上の妻側に原因があると思われがちだから。そこをどう乗り越えていくかが、年下夫との結婚の鍵になる。

 

 

2.子どもが産めないことへの厳しい視線

年齢的にもう子どもが産めない妻に対して、まだ子どもを持てる可能性がある夫。相手が若ければ若いほど、子どもを産めない年上妻に対する世間の厳しい視線がささることがある。

 

最近では、アラフィフの三原じゅん子参議院議員が24歳年下の男性と再婚し、少子化対策の観点から某男性タレントが苦言を呈したことで大論争に発展した。子どもを産めない年齢の女性が若い男性と結婚すると、少なからずそのようなことを言う人はいる。子どもを産むことだけが妻の務めではないし、夫婦のカタチはそれぞれ。言いたい人は言わせておけばよし。

 

なかには周囲からではなく、夫や彼のご両親に対して、産めない女と結婚して申し訳ないと、自身で十字架を背負ってしまう女性もいる。けれど、いつまでも子どもの呪縛から解放されないと、子どもがいない“おこなしさま夫婦”の幸せのカタチは作れない。

 

男性にはわかりにくい気持ちかもしれないけれど

結婚して子どもがいる、もしくは独身で子どもがいないのは、一般的にはあたり前のことと捉えられるけど、結婚しているのに子どもがいないのは、まだあたり前ではない。加えて女性には生殖年齢に限界があるため、結婚観にも大きく影響する。

 

妊娠できる確率からして、アラフォー女性は他の年代よりも子どもを授かることに対して、悩ましいことが増えてしまう。でもきっと、切に子どもを望む男性であれば、若い女性を選んで結婚するはず。だからお互い結婚を決めた時点で、責任はフィフティーフィフティー。

 

女性にとって妊娠・出産できるかは、センシティブな問題。悲しいかな、そのことが原因となり別れてしまう夫婦もいる。歳の離れた年上妻と結婚をした男性の皆さま。どうか、アラフォー妻が背負う重圧を少しでも軽くしてあげてほしい。

 

三原じゅん子氏も!年下との結婚で背負う2つの重圧 【おこなしさまという生き方 Vol.32

スポンサーリンク