「てぐる」ではありません!「手繰る」の正しい読み方、知っていますか?

読み方が分からない漢字に困ってしまった経験がある人は少なくないはず。そのような漢字って、正しい読み方を知ると意外と聴き馴染みのある言葉だったりするんですよね。

そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。

「手繰る」の正しい読み方、知っていますか?

「手繰る」の漢字を見たとき、思わず「てぐる」と読んでしまった人も少なくないはず。しかし「てぐる」は間違いです。

「手繰る」とは

1 両手で代わる代わる引いて手元へ引き寄せる。
2 物事をそれからそれへと引き出す。一つ一つもとへたどる。

引用元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。例文には「記憶を手繰る」などが挙げられます。「記憶を○○る」・・・どこかで耳にしたこと、ありませんか?

正解はこちらです。

「たぐる」です。

なお、「手繰る」に含まれる「繰る(くる)」には「細長い物を、順に引き出して物に巻きつけたり、端から順に手元に引いてまとめたりする」意味があります。両手を使い、糸などを少しずつ手前に引き寄せる動作から「手元に引き寄せる」意味になりました。

また「手繰る」の例文に「蕎麦を手繰る」とありました。語源をたどってみると江戸っ子が関係していました。江戸時代、大工の間で「蕎麦」は「下縄(さげなわ)」という隠語で呼ばれていました。下縄とは土壁の強度をあげる目的で使う縄のことです。「蕎麦」ではありますが、隠語では「縄」と表しているので、「すする」のではなく「手繰る」と表現したんだとか。

「蕎麦を手繰る」も「蕎麦をすする」も動作としては同じもの。でも「手繰る」の動作を文字通りに表すと、蕎麦を両手で食べることになってしまい、なんだかおかしな感じがしてしまいます。しかし、そこは粋を気取った江戸っ子らしい表現なのだと思うことにしましょう。「すする」と言わず「手繰る」と言うのが江戸っ子なのです。

参考文献

  1. 手繰る、たぐる(笑える日本語辞典)
  2. 「手繰る蕎麦」と「すする蕎麦」の違いとは サライ.jp

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