「つちみみこ」ではありません!「土耳古」はどこの国?
普段、国名はカタカナで表記されていることが一般的ですが、仏蘭西、露西亜、伊太利亜など、漢字でも馴染み深いものはありますよね。
これらの漢字表記は、国名の音に漢字の読みを当てはめていることが多いため、もともと読み方を知らなくても意外と読めてしまうこともあります。
そこで本記事では、読み方を知らなくても、ちょっと頭を捻ると当たっちゃうかも!?という漢字表記の国名クイズを出題します。
「土耳古」はどこの国でしょうか?
「土」「耳」「古」、どの漢字も小学校2年生までに習う簡単な漢字です。
しかし、組み合わさると意外と読めないものですね。
漢字それぞれの意味を無視して音だけで考えてみましょう。
ヒントは、「耳」は日本語の読み方ではないということです。
正解はこちらです。
「トルコ」です。
「土」を「ト」、「古」を「コ」と読むのは分かりますよね。でも、「耳」を「ル」!?これはなかなか難しい・・・。
「耳」は中国語だと発音記号が「er」で、むりやりカタカナにすると「ウーァル」となります。
日本語の「ル」に近いから、「ル」には「耳」を当てているのではないかという説があります。
さて、そこで二問目!「白耳義」はどこの国でしょうか?
「耳」を「ル」と読むということを応用すると、答えが出てきやすいのではないでしょうか。
正解はこちらです。
「ベルギー」です。
当たりましたか?
あまり知られていない日本とトルコの絆
2020年は、日本とトルコの友好130周年と言われています。トルコは親日国としても有名ですね。
日土友好の歴史において、その原点ともいえるのが1890年に起こった「エルトゥールル号遭難事件」です。
650名の訪日使節団を乗せたトルコの軍艦エルトゥールル号は、その帰国途中、和歌山県沖で台風に遭遇して沈没してしまします。
付近の住民が必死で救助を行ない、69名が救出され、献身的な介護の後に日本政府の軍艦によりトルコへと送還されました。
この事件はトルコの歴史教科書にも載り、トルコでは広く知られています。
時が経って1985年、イラン・イラク戦争中にテヘランンで日本人215人が孤立してしまいます。
自衛隊を派遣できない日本政府に代わって、トルコ政府は専用機をチャーターして日本人を救出します。
これは、エルトゥールル号遭難事件のときの恩返しだったと言われています。
エルトゥールル号遭難事件は、2015年に『海難1890』で映画化されています。内野聖陽さんや忽那汐里さんが出演されています。気になった方は、ぜひチェックしてみて!
参考:外務省 外交史料館
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