40代がこの春「買ってはいけない」3大アイテム
ファッション編集者歴35年の私。数多くの流行を目にし、プライベートでもたくさんの服を買って失敗を繰り返した結果、いつしか「取り入れていい流行」と「手を出してはいけない流行」を見分けられるようになりました。そろそろ春服を買い始めるタイミング。雑誌やインスタでトレンドをチェックしている方もいるかもしれませんね。ファッション編集者の経験と自身の失敗から、この春大人が着てはいけない要注意アイテムをご紹介いたします。
シースルートップス、色々見えちゃってますけど?
この春、どの女性誌を見ても「イチオシアイテム」として押されまくっている、シースルートップス。シフォンやジョーゼットなどの素材で、透け感が春らしくてステキです。でも、ちょっと待ってください!シースルートップス1枚で、通勤電車に乗って大丈夫ですか?お勤め先の会社はシースルートップスを着て、会議に出ても平気なカルチャーですか?自分は良くても、同僚やお得意先を困惑させることになっては大変です。下にカットソーを合わせれば、ある程度透け感はコントロールできますが、あらかじめセット販売されていない場合、しっくりくるカットソーを探す手間が発生してしまいます。また、二の腕のシルエットがあからさまになる点も、シースルートップスをおすすめできない理由の一つ。ファッションに敏感な女性が多めの職場にお勤めで、体型に悩みが無い人でない限り、できれば見送ったほうが身のためかも・・・。
指名買いしたいのは、ボウタイブラウス
この春一枚トップスが欲しいという方には、ボウタイブラウスがおすすめ!プチプラからデパート系ブランドまで、今季はボウタイブラウスが大豊作です。ボウタイはリボン結びをするとリクルート風に見えてしまうので、大人の女性なら長めに垂らすのが◎。縦のラインが強調されて着やせ効果もアップ。
きちんと感が高いボウタイブラウスですが、今年はデニムとのコーディネートも試してみてください。足元にパンプスを合わせると、「いい女」風の着こなしが完成します。
シーズン立ち上がりの今が、買い時。お店にたくさんそろっているうちに、ぜひ1枚購入してみてください。
悪目立ち間違いなし!避けて正解の暖色系カラーパンツ
今季のトレンドの一つが、カラーパンツ。パステル系から原色系まで、キレイな色のパンツがたくさん登場しています。去年はキレイな色のスカートが流行しましたが、今年はそのトレンドがパンツに広がったようです。ささっとはくだけでコーディネートが今年っぽく決まるので、大人の女性にもおすすめしたいのですが、絶対手を出さないで欲しい色があります。
それは、暖色系のカラーパンツ!スカートと違って、パンツはどうしてもヒップや腿など体のラインがあらわになりがち。そこに暖色系の強い色が来ると、嫌でも周囲は目が離せなくなってしまうわけ。赤、オレンジ、ショッキングピンクなどは、かなりヤバいです。会社にはいていったら、「赤パン先輩」などとあだ名をつけられちゃいそう。いや、実は弊社にもいたんです。その昔、たった一度黒レザーのピチピチパンツをはいて出勤されたばかりに、以後「パンちゃん」と影で呼ばれていた先輩が・・・。
オシャレ偏差値が急上昇する、寒色系パステルカラーのパンツ
大人の女性がこの春買うべきは、ミントグリーンやサックスブルーなど、寒色系のパステルカラーのパンツ。パンツは黒や紺、ベージュの「定番色」しか持っていないという方は、この春はパンツを買い替えてみてはいかがでしょうか。ボトムの色を寒色系にするだけで「オシャレな女性」という印象を与えることができてしまいますよ。先ほどおすすめしたボウタイブラウスとコーディネートすれば、通勤スタイルとしても完璧です。
ティアードワンピースは、「太って見せたい」人限定
昨年ブレイクをし、この春も人気が継続しているティアードワンピース。大人の女性にとってこれほど恐ろしいアイテムはないってご存知ですか?それは、とてつもなく太って見えてしまうから!ウエストを一切シェイプしていないデザインなので、まるで雪だるまのように見えてしまうんです。実際は、服の中にかなりゆとりがあるのですが、周囲(特に男性は)、服のシルエット=体の大きさだと判断しがち。「○○さん、最近成長著しいね」と噂されるが目に見えています。カジュアル感が高めなので、着て行けるシーンが限定されてしまうのもおすすめできない理由の一つです。
着回し力とやせ見えを両立!シャツワンピース
大人の女性におすすめしたいのは、シャツワンピース。1枚で着るときは、ウエストをベルトなどでマークすればすっきりした印象に見えますし、Tシャツ+デニムの上にさらっと羽織ればカジュアルにも着られます。ONにもOFFにも対応できるので、一枚持っていると何かと重宝します。シャツワンピースの中には、かぶって着る「シャツ風ワンピース」もありますが、このタイプは羽織物として活用できないのが難点。一枚目のシャツワンピースの場合は、前がすそまで開くタイプがおすすめです。
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