「たいたい」ではない!「態態」あなたは読める?3つの難読熟語まとめ
「しかじか」「ゆめゆめ」など同じ言葉を2回繰り返すことで、より強い意味を表現する畳語(じょうご)。今日は、普段よく使っている畳語を3つ紹介します。平仮名でなら必ず知っているはず! あなたは3問中何問読めるでしょうか? 挑戦してみてください!
1・「態態」の読みは?
「態態」は何と読むのでしょう。「たいたい」? ここまで読んだあなたなら、漢字のイメージから想像して読めるはず!ヒントを読んで、読み方を当ててみましょう!
「態態」の意味は次の通り。
- そのことだけのために、特に行うさま。特別に。とりたてて
例えば「忘れ物をして態態取りに戻った」
簡単。もう分かってしまいましたね。
正解は……
「態」には「すがた」「さま(様子)」という意味がありますが「わざと」という意味もあります。ずばり二つ重ねて使うことで「わざわざ」という意味を表すのですね。
出典>>「たいたい」ではない!「態態」あなたは読める?3つの難読熟語
2・「緊緊」の読みは?
「きんきん」? そうではありません。ヒントを読んで、読み方を当ててみましょう!
「緊緊」の意味は次の通り。
- 強く身に迫る様子
例えば「責任の重さを緊緊と感じています」など。
- すきまのない様子。
例えば「ヨットが港に緊緊と並んでいる」など。
分かりましたか?
正解は……
「緊」は、ご存知の通り「緊張」の「緊」。きつく糸を巻き付けた様子を表しています。そこから、きつい、きびしい、迫っている意味を持ちます。「緊緊」は、その意味が重なってより強い「きつさ」「みびしさ」「せまっている様子」を表します。
出典>>「片片」は「かたかた」ではありません。読めそうで読めない副詞3つ
3・「爽爽」の読みは?
「そうそう」ではありません。ヒントを読んで、読み方を当ててみましょう!
「爽爽」の意味は次の通り。
1 心配事が片付いたり執着心を捨てたりして気分が爽快であるさま。
例文「借金を返して爽爽する」
2 物事にしつこくこだわらないさま。
例文「爽爽した人」
分かりましたか?
正解は……
例文
1 借金を返して爽爽(さばさば)する。
2 爽爽(さばさば)した人
「爽」は、さわやか、さっぱりして気持ちが良い様子や、割り切れてねちねちしない様子を表す漢字です。それが二つ重なって、より強い意味を表現するのが「爽爽」(さばさば)です。
出典>>「つつ」ではない!大抵の人がギリギリ読めない、意外すぎる3つの日本語
読めましたか? どれも普段使っている単語だったと思います。漢字で書くと読めないこともあり、このような畳語は仮名表記することが多いのですが、漢字で書くとこういう字を使うのだと分かっていると、これらの畳語をより深く理解することになると思います。日本語って面白いですよね。
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