【クイズ】ワリカンって何の略だか言える?意外に知らない!

2020.04.15 QUIZ

共通の目的でお金を使ったときに、人数で割って支払いをするワリカン。支払いの際、なるべく不公平を避ける方法としてよく使われています。

 

「ワリカン」は何の略でしょう。

 

① 人数割勘定
② 割前勘定
③ 割引勘定

 

日本では江戸時代に生まれた方法!?

答えは「② 割前勘定」です。

 

割勘(ワリカン)は割前勘定を略した言葉で、費用を各自が均等に分担すること、各自が自分の勘定を払うことを意味します。

この方法を最初に採用したのは、江戸時代の戯作者・山東京伝だと言われています。京伝は友人との飲み会で、頭数で代金を計算していたそうで、当時は「京伝勘定」とも呼ばれたとも。そのため、日本ではこのころからワリカンの習慣が始まったと考えられます。

世界的にみると、ワリカンという考え方が存在しなかったり、ワリカンに相当する言葉がないことも珍しくありません。ごちそうしたり、されたり、という行為のほうが多いためです。日本では食事のあとなどに1人分の支払い額を計算する風景がよく見られます。ですから、「食事のあと計算をしていれば日本人だ」というジョークが流布している国もあるとか。

そんなワリカンですが、合コンなどでは男性のほうが多く支払う、あるいは全額負担するケースが一般的とされており、きっちりワリカンにされてしまうと、その後女性の連絡がないという説も。ただ、女性の社会進出が進み、収入が増えていることにともなって、この方法にも変化が出てきています。

また、ワリカンで難しいのが、「本当にワリカンでいいの?」という場合が時々あること。「偉い人なのに同額しか支払わない」「飲み食いした量が等しくないのに同額支払うのはいやだ」など、配慮が必要な場合があります。

お金に関する考え方はさまざまですが、日本的なワリカンは便利な場面が多いものだといえるでしょう。なお、自分が仕切るワリカンはチャンスでもあります。時と場合、相手に気を使いつつ、上手にワリカンができれば「デキる人」と思われるかもしれません。

また、現在は便利なワリカン用アプリや、ワリカンでも使用可能なキャッシュレス決済も登場しています。こうしたものも使いこなしつつ、現代のワリカンライフを体験してみてください。

 

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