「貶す」は「だます」ではありません! みんなが読み間違いやすい日本語5選

2020.04.19 QUIZ

オトナサローネで人気の「漢字記事」。今回は、よく使うけど読み間違いやすい漢字を5つご紹介していきます。是非参考にしてみてくださいね!

①貶す

「けなす」です。

「貶す」の意味の中に「くさす」とあります。あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、「くさす」や「そしる」という動詞は「貶す」と同じ意味で使われています。漢字で書くと以下のように表されます。

  • くさす:腐す
  • そしる:謗る・譏る・誹る

「腐す」と「謗る」の意味は、

  • 腐す:悪意をもって悪く評する。欠点をことさらに取りあげて悪く言う。
  • 謗る:①人を悪くいう。非難する。 ② 不平を言う。文句を言う。

です。「貶す」に比べると、「腐」という漢字や「誹謗中傷」の「謗」という漢字のおかげで意味が伝わりやすい気がしますね。

ただ、いずれにせよ、この言葉を使われた側がいい気持ちになる言葉ではありません。「貶す」も「腐す」も「謗る」も、あまり身近に使われない環境を整えたいものです。

出典>>「すかす」でも「だます」でもありません!「貶す」の読み方、知っていますか?

 

②貼付

「ちょうふ」です。

「貼付」の意味は

はりつけること

引用元:小学館 デジタル大辞泉

ただし「貼付画」は「はりつけが」と読みます。これもまた読み間違えてしまいそうですね・・・。

読み方の規則があるようでなく、ないようであるのが漢字の難しいところ。「はりつけ」と読んでしまったほうが意味が通じる場面もあるかもしれません。臨機応変に使い分けてみてはいかがでしょうか。

 

なお、慣用読みである「てんぷ」の同じ読みの「添付」。

「添付」と「貼付」の違いはわかりますか?

「添付」の意味は、

1 書類などに、付け添えること
2 民法上、所有者の異なる2個以上の物が結合した場合に、所有権の得喪を生じること

引用元:小学館 デジタル大辞泉

とあります。

慣用読みでは「貼付」を「てんぷ」と読むこともできますが、「貼付」を正式な読み方で読めば、日常生活で「貼付」と「添付」を上手に使い分けることができるのではないでしょうか。

出典>>「てんぷ」ではない!「貼付」の正しい読み方、知っていますか?

 

③徐に

 

「おもむろに」です。

「おもむろに」と聞いたとき、“落ち着いて、ゆっくりと行動するさま”という意味がピンと来なかった人もいるのではないでしょうか。「徐に立ち上がる」「徐に口を開く」と聞いて、「不意に立ち上がる」「不意に口を開く」という動作を想像した人も少なくないでしょう。

平成26年度に文化庁が発表した「国語に関する世論調査」によると、「おもむろに」の本来の意味ではない「不意に」という意味で使う人が40.8%に及んでいます。一方、「ゆっくりと」という本来の意味で使う人は44.5%です。

「徐に立ち上がる」「徐に口を開く」という表現があったら、「ゆっくりと立ち上がる」「ゆっくりと口を開く」動作を想像しましょう。

「徐に」を正しい読み方・使い方で、使いこなしてみてくださいね!

出典>>「徐に」の正しい読み方って?「じょじょに」ではなく、よく使うあの言葉です

 

④戦く

「おののく」です。

「おののく」は平安初期から存在していた言葉です。「身震いする」という意味も持つ「戦」という言葉が中国から日本に伝わり、大和言葉として使われていた「おののく」に「戦」という字が当てられることになりました。

なお、「おののく」と同じような意味に「戦慄く(わななく)」があります。この2つの意味はほとんど一緒ですが、「わななく」の場合には、

1 恐怖・緊張・寒さなどのためにからだがふるえる
2 声や楽器の音などがふるえる
3 ちぢれる。そそける
4 動揺する。ざわざわと動く

引用元:小学館 デジタル大辞泉

と恐怖・興奮・緊張・寒さ以外で生じる「ふるえ」も表します。「わななく」のほうが幅広い使い道がありますが、「おののく」のほうが一般的に使われている印象です。

出典>>「戦く」って読めますか?「せんく」ではありません

 

⑤生抜き

「はえぬき」です。

紹介した意味にもあるように、元々は「その土地で生まれてずっとそこで成長したこと」を表します。それがいつしか「会社や学校などで始めから通勤・通学している人」を指すようになりました。

また「生抜き」を「いきぬき」と読んだ人もいるかもしれません。その読み方も1つの正解です。「生抜き」の「生」を「いき」と読む場合には、「生き抜く・生抜く」が正しい言い方です。「生抜く」は

困難や苦しみを克服して生き続ける。生き通す。

引用元:三省堂 大辞林 第三版

を意味します。

読み方1つで意味がガラッと変わってしまうので、「生抜き」という漢字に遭遇したら、前後の文章から意味を読み取れるといいですね。

出典>>「なまぬき」ではありません!「生抜き」の正しい読み方、知っていますか?

スポンサーリンク

この記事を書いたのは
主婦の友社 OTONA SALONE編集部

スポンサーリンク

スポンサーリンク