年収1億おじさんが使う「超高級バー」あまりにお粗末な実態とは
さんきゅう倉田です。大学を卒業して、東京国税局に入り、退職して芸人になりました。アルバイトは何をしてるんですか?とたまに聞かれますが、していません。やはり、売れていない芸人といえば、アルバイトをしているイメージがありますよね。当然の質問だと思います。
先輩の紹介や仕事の延長で代表取締役社長と知り合うことがよくあります。
社長は仕事をくれないし、同じ話の繰り返しが多いので、個人的に食事に行くことはありませんが、断りきれずに付き合うことがあります。
コロナの前の話ですが、その日は、六本木の大きなホテルの地下にあるバーに行きました。
潜入!「お金持ちだけが使う」六本木ホテルのバー
そのホテルの地下には、飲食店が3つほどあって、そのうちの一つがバーでした。
ドアのない2間ほどの入り口を入り、20mほど入り組んだ廊下を進みます。
途中には、絵画や皿などの調度品が置かれ、薄暗い明かりに照らされていました。
廊下を抜けると、バスケットコートほどの広さのホールになっていて、壁際にソファが並んでいました。まだ、18時半だったので、客はまばらで、ぼくたちは8人がけのソファに案内されました。
ゆったりしていて、かつ、他のソファとの距離が十分にとってあるので、密談であっても小声で喋る必要がありません。
大切な話をするときなどにも活用できそうです。
お金持ちは、10万円以上するウイスキーのボトルをキープしていて、それみんなで飲むことになりました。
豊かな香りがします。ぼくは、ワインエキスパートの資格を取るときに、ウイスキーやブランデーをたくさん飲みましたが、まだ楽しんだことのない香りでした。
ぼくは、自分のアルコール耐性が低いことを考慮して、水を注文することにしました。
一緒にいたぼくが青くなった、超高級バーのお粗末な接客
店員の若い女性は、ぼくから15mほどのところに立っていまいた。
店内は広いですが、客が少ないので1名でも問題ないのでしょう。
ただ、一点を見つめて、こちらに気づく気配がありません。30秒ほど手を上げ続けて、声を出すことにしました。
「すいま……」
お金持ちに制されました。声など出さなくとも来てくれる、みっともないからやめてくれ、とのことでした。
たしかに、みっともない。ぼくは少し大きな声を出したことを恥じました。
しかし、店員さんは結局来ることはなく、別の客にアルコールを運んでいたときに、声をかけることになりました。
無事に水を注文すると、すぐに運ばれてきました。
しかし、若い女性の店員さんは、別のテーブルの客の方を見ながら配膳しようとしてお金持ちの膝の上で覆水し、テーブルの上の手帳を水浸しにしてしまいました。
背中に電気が走ったような感覚でした。お金持ちの顔が一瞬変わったのを見逃しませんでした。
しかし、お金持ちは、いいよいいよ、と店員さんを帰るように促し、彼女は恐縮しながら去っていきました。
いくらなんでも…?と思ったが。このお金持ちの腹づもりは
ぼくのような庶民派は、接客を他のお店と比較してしまいます。
ぼくの社会生活の中で、接客が特別優れているなと思ったのは、年に1回くらい行く星付きのお店か、自分がアルバイトをしていたバーミヤンです。
特に、バーミヤンの接客のマニュアルは素晴らしかったと思います。どんなだめな人でも、マニュアルさえ守れば、合理的で快適な接客ができるようになっていました。
バーミヤンには押しボタンがあり、客が手を上げたまま待たされるようなことはありません。もちろん、マニュアルを守らずに、客を不快にするバイトもいましたが、時給700円程度で募集していれば、そういうこともあるだろうし、その低い賃金のおかげで美味しい料理が低価格で食べられるなら問題ありません。
しかし、このバーは高い。ビール1杯も2000円です。
凡人ならクレームをつけるところですが、おそらく、お金持ちは、明らかに不快な接客でない限り、なんとも思わないんだと思います。
お金にも時間にも余裕があって、周りにもゆったりとした余裕のある過ごし方を求めている。だから、呼べば飛んでくるような接客ははなから期待していないし、期待していないのでミスがあっても動じない。
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