【保存版】猛暑でもエアコン代を上げない!身体が「涼しく感じる」テク

今年の夏の気温は「平均並みか高い」と予想されています。

このあと6月には蒸し暑い梅雨、7月8月には酷暑に見舞われる可能性が大。在宅で電気代もアップした今、涼しく過ごすにはどうしたらいいの…?

この不安に答えてくれるのが、マンダムの冷感研究。「同じ気温でも涼しく感じるため」の身体の仕組みと、具体的なテクニック(クールハック)についてご紹介します。

 

身体が「涼しく感じるスイッチ」を押せばいい!

ヒトの身体は「暑い」と感じると発汗し、汗を蒸発させることで身体を冷やします。身体が冷えると、「涼しい」と感じますが、それは私たちの身体にある感覚センサーが反応しているためです。暑い・寒いを感じる感覚センサーは複数存在しており、その種類ごとに反応する温度帯が決まっています。

 

涼しさを感じるのはTRP(トリップ)M8という冷感センサー。全身に分布しています。この冷感センサーが反応する温度は約26℃以下で、反応すれば脳が「涼しい」「冷たい」と感じます。

 

このTRPM8のスイッチを入れる方法は2つ。①肌の温度を下げる ②清涼成分で刺激する です。どちらの場合も、刺激する面積が広ければ広いほど涼しさはアップします。

 

①効率よく肌の温度を下げるため、冷やすポイントは?

 

■最初に冷やすべきは「首」と「頬」

冷感センサーは「いちどにたくさん刺激する」のが効果的。首や頬は、清涼感を感じやすい場所です。頬は冷たさを強く感じやすく、首は冷たさの強弱を敏感に感じ取ることができます。

身体を冷やすなら、首やワキの下などの太い動脈が通っている場所を冷やすと、身体の温度を下げるのに効果的です。熱が出た時も額ではなく首やワキを冷やすと、身体を効果的にクールダウンできます。

 

■「熱交換」「気化熱」を利用する

「熱交換」は2つの物質間での熱を移動させることです。

水浴びをする、プールに入って涼しくなるなどが「熱交換」の例です。

熱は温度の高いところから低いところに流れる性質があるので、熱くなった身体を冷やす効率のいい方法です。

身体を冷やすには、水のほか、扇風機、クーラーなどの風が効果的。また、直接冷たい大理石や金属に触れても、熱を逃がすことができます。

「気化熱」も身体を冷やす有効な方法です。

液体は蒸発するときに熱が必要になります。その熱は液体のまわりから奪います。汗が蒸発して肌が冷やされるのも気化熱の働きです。

スプレーなど揮発性の高いガスはすぐ蒸発するため、急速に肌を冷やせます。

またマイクロミストのように気化熱と熱交換を組み合わせたものもあります。熱は高いところから低いところへ移動する性質があります。

 

②スーッとする清涼成分を活用、涼しさスイッチを入れる

ハッカのスースーする成分は、実際には温度を下げないのに涼しさを感じさせてくれます。

 

この成分がメントール(l- メントール)。冷感センサーのTRPM8を刺激して、実際に冷たいと感じるときと同じ信号を脳に送る働きがあります。

 

また、肌の温度を下げてTRPM8を活性化させ、メントールで刺激したあとに冷やすと冷たさが増します。

 

更年期世代の悩みにも?吹き出す汗を止めるには

かいたばかりの汗はサラッとしていますが、時間がたつにつれ肌がベタついたりニオイが出て不快に感じます。かいたばかりの汗はほとんとが水分ですが、そのままにしておくと皮膚の垢や皮脂と混じり合いベタつき、それを細菌が分解してニオイが出ます。

 

暑さやほてりからくる汗は、身体を冷やすことで収まります。汗が止まらない時は拭くだけでなく、冷やすことが効果的なので、顔汗なら顔、脇汗なら腋を冷やします。メントールなどでさらに清涼感を与えるとより効果的。

 

もうひとつ、「半側発汗(はんそくはっかん)」といい、身体の片側に圧を加えると、その反対の側から汗が出にくくなるという身体の仕組みがあります。顔や腋など上半身の汗はこの方法である程度止めることが可能です。

 

この応用が「舞妓の高帯」と呼ばれるヒモ。腋の下から胸の上部を通るようにヒモで身体を縛ると、顔から上の汗が出なくなると言われています。俳優などにもよく知られた止汗法です。

 

屋外でも「体を涼しく保つ」3つの方法は?

1・確実に身体を冷やす

凍ったペットボトルや保冷剤は今年も活躍しそうです。完全に凍らせて、タオルに包み、太い動脈が流れている首、脇の下を冷やします。

水に濡らしたまま首にかける冷感アイテムもいいでしょう。日焼け防止もかねて首にタオルをかける場合、首部分に保冷剤を包みます。

 

2・身体の熱を素早く発散する

今年も速乾性、通気性の高いシャツを用意しましょう。着替えのシャツを用意し、朝会社に着いたら着替えるのも〇。汗で濡れたままのシャツは身体を冷やす上、悪臭のもとにもなるのでNGです。

うちわ、扇子やハンディ扇風機も活躍します。時折ミストで肌をクールダウンさせるのも効果的です。

 

3・涼しさを増幅する

体温を下げる効果はないものの、涼しさを感じさせてくれるのがメントール。体感温度を4℃下げる効果があるとも言われています。

このメントール効果と対策1、2を組み合わせれば、よりクール感がアップします。

たとえば、水で濡らしたタオルにハッカ油を少々垂らしたり、メントール配合のボディシートで汗を拭いたり、Wで活用してください。

 

メントールを活用!熱帯夜を少しでも快適に過ごすには

お風呂にミントで涼しさを維持

お風呂にミントオイルを数滴垂らして入浴すると、お湯から上がるときにミントオイルが皮膚に付着し、風呂上がりを涼しくします。洗顔料、シャンプー、ボディシャンプーもメントール配合のものを。身体の広い面積を涼しくするには、ボディシャンプーがおすすめです。

 

汗を蒸散させて、熱を逃すのが安眠のポイント

全身をメントール入りの化粧水やボディローションで一気にクールダウンするのも〇。冷蔵庫で冷やしておき、お風呂上りに塗ったら、扇風機やクーラーの風を浴びるとさらに清涼感が得られます。

夜間熱中症の危険があるので夜間のエアコンは必要に応じて活用しますが、汗をかいても蒸散させて熱を逃しやすい吸汗速乾素材のパジャマ、肌の爽快感を保つメントール配合のボディケアアイテムは眠りの質を高めてくれます。

*出典 マンダム

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