痛い!ツライ!「頭痛」を撃退する身近な食材活用術
気圧の変化やホルモンバランスの不調、寝不足や寝すぎなど生活リズムの乱れなどなどで引き起こされる頭痛。さらに風邪気味など体調が不良のときにおこるものもあれば、肩こりや腰痛などが原因の場合も。慢性的なものを抱えている人も多いはずです。意外と悩んでいる人が多くて、深刻なのが頭痛ですが、あまり薬にばかり頼るのも考えもの。今回は、身近にある食材でできる頭痛軽減テクをご紹介します。え!そんな方法が!というものも!
まずは冷えなどでおなじみの「しょうが」
冷えや食欲増進、抗菌作用などで知られる「しょうが」。本当に万能な食材ですが、ご多聞にもれず、しょうがは頭痛にも効果大。特に生のしょうがではなくて、乾燥させたしょうががおすすめです。食治研究家の田村哲彦先生によれば、乾燥させたしょうがは乾姜(かんきょう)と呼ばれ、特に蒸して乾燥させたしょうがは、より薬理作用が濃縮されるのだそう。
特にこの乾燥させたしょうがは、冷えからくる頭痛などに効果的。ほかにも下痢や、生理痛などにも有効です。
乾燥させたしょうがはパウダー状になったものが市販されています。お湯に溶いてはちみつなどと一緒に飲んだり、料理に使ったり。とりささみと炊いたおかゆにちょっとプラスするのもおすすめです。
今が旬!積極的に食べたい「大根」
続いて、おすすめなのが、おなじみの「大根」。季節を問わずいつでも手に入れることができますが、冬の今が旬。大根おろしなど生でも、鍋やおでんに入れても、また炒めてもおいしくいただける優秀食材です。
大根は消化を促進することでよく知られていますが、実は食物繊維も豊富。特にリグニンとよばれる成分を多く含み、有害物質の排出を促進してくれます。これにより頭痛はもちろん、かぜ、声がれ、せきなどにも有効と言われています。便秘からくる頭痛には得に有効です。
また、食べるだけではない方法にも有効なのがこの大根。まず大根をすりおろして、汁だけとりわけます。そしてそれをスポイトで吸い取り、鼻の穴にたらすと頭痛が緩和されます。だまれたと思ってぜひ!試してみてください。
最近話題の「ねぎ」はかぜからくる頭痛に!
ねぎの白い部分と青い部分の中に入っている透明なとろっとした液体が、身体にいいということで最近注目を浴びているのが「ねぎ」。漢方ではかぜの特効薬として知られており、悪寒や発熱などに効果を発揮します。
ただそのままではなかなかたくさん食べられないものですが、豚肉と炒めたり、煮込んでスープにすると、食べやすくなります。またマグロや貝などと酢味噌あえにするのもおすすめです。
かぜからくる頭痛の場合はねぎにしょうがと黒砂糖、水を加えて煮込んだものを飲んだり、ねぎの白い部分と青じそに水を加えたものを煮詰めたものを飲むのが効果的。また、食べるのが苦手、という人はねぎとしょうがの皮、酒かすをまぜてあたためたものをひたいに貼ると頭痛がやわらぎます。
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