間違えてない?40代50代「スキンケアの正解」医師が教える代謝アップマッサージ
夏の暑さや日差しにも慣れたはずなのに、何だか肌の調子が落ちているよう。
メイクのりが悪く、化粧水も肌に入ってこない……。
そんなときはどんなケアをプラスすればいい?
ウォブクリニック中目黒総院長の髙瀬聡子さんに伺いました。
角質ケアに加えて、肌の血行促進&代謝アップを
紫外線を浴びた肌は、自らを守ろうとして角質を厚くします。また紫外線で生まれ変わり(ターンオーバー)のサイクルが乱れることでも、角質は厚くなります。「角質が厚い」とは、うるおいをため込む力がなく、ゴワついた古い角質が肌に居座っている状態。水分が浸透しづらいため、乾燥やくすみを引き起こし、肌を守るバリア機能も低下。外気の刺激を受けやすくなり、肌老化も加速。まずは角質ケアで、余分な角質をきちんと落としましょう。
古い角質を除去すれば、ある程度は解消できます。もう1つ、血行を促して肌の代謝を上げることも大切。マッサージがおすすめですが、力を入れすぎないように。肌に強い負荷がかかると、コラーゲンが壊れてたるんだり、刺激でシミができたりすることも。クリームですべりをよくして、なでる感覚で行いましょう。また、炭酸コスメを取り入れてもいいでしょう。炭酸は分子が小さいので、肌の深部にまで届いて血管を広げ、血流を促してくれます。
血行促進&代謝アップのマッサージ
1 下から上に向かってくるくる引き上げる
人さし指・中指・薬指の腹で、あご下から口角へ指をすべらせ、口角から耳下に向かってらせんを描くように引き上げ、耳の前のくぼみをプッシュ。これを3回行う。
2 眉間からこめかみへ3本の指で同様に
眉間からこめかみに向かってらせんを描くようにマッサージしたら、こめかみをプッシュ。これを3回行う。
3 目元は特にやさしく指をすべらせて
3本の指の腹で、下まぶたの目尻から目頭へ、そのまま上まぶたの目頭から目尻へ、円を描くようにやさしく指をすべらせる。これを2回行う。
4 手のひらで 顔全体を引き上げる
手のひら全体を使って、頬を下から上へと引き上げる。他の箇所よりは、少しだけ強めに圧をかけてOK。これを3回行う。
5 4本の指で鎖骨にリンパ液を流す
親指以外の指全体で、手に残ったクリームを首になじませる。下から上になで上げた後、耳下から鎖骨へリンパ液を流す。これを5回行う。
6 最後にしっかりティッシュオフ
ティッシュを顔の半分にあて、押さえるようにクリームをオフ。反対側はティッシュを半分に折り、きれいな面できちんとオフして。
気になる「スキンケアのお悩み相談室」全編は発売中の『ゆうゆう』2020年9月号(こちら)に掲載されております。是非チェックしてみて下さい!
ゆうゆうは親子で楽しめる雑誌です。お母様へのプレゼントとしても是非ゆうゆうをご活用下さい。
教えてくれたのは・・・
髙瀬聡子さん
たかせ・あきこ●ウォブクリニック目黒総院長。東京慈恵会医科大学卒業、同大学附属病院に皮膚科医として勤務。2003年からスキンケア化粧品「アンプルール」の研究開発に携わり、07年にウォブクリニックを開設。丁寧なカウンセリングによる美容医療で人気が高く、雑誌・テレビでも活躍中。著書に『いちばんわかるスキンケアの教科書』『ゆる美容事典』(ともに講談社)など。
撮影/古財秀昭 モデル/山田寿子(ゆうゆうモデル) 取材・文/髙橋千恵子
スポンサーリンク