「ととなる」ではありません!「徒となる」の読み方、知っていますか?

漢字の中には意外に思えるような読み方をする漢字があります。

本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。

本記事でご紹介するのは「徒となる」。あなたはなんと読みましたか?

「徒となる」の読み方は?

「徒」は「徒歩」や「生徒」といった言葉に使われ、馴染みのある読み方としては「と」が挙げられますよね。でも、だからといって「徒となる」を「ととなる」と読むのは間違い。

また「徒となる」の読みは、ある漢字と読みが同じなのですが、「徒」とその漢字の意味は異なります。そのため、「徒となる」の意味を知ると「あれ、間違った意味で使ってたかも」と思うかもしれません。

まずは正解を見てみましょう。

正解は…

「あだとなる」です。

なお「徒となる」の意味は

むだになる。はかないものとなる。むなしくなる。

出典元:精選版 日本国語大辞典

です。

この「徒」という漢字には読みと意味がたくさん含まれています。

  • 音読み (常用漢字表外)
  • 訓読み (常用漢字表外)かちいたずら(に)・むだあだともがらただ

①かち。乗り物に乗らずに歩く。
②手に何も持たない。素手。
③いたずらに。むだ。むなしい。役に立たない。
④なかま。ともがら。
⑤弟子。門人。
⑥労役。労役に服させる刑罰。
⑦ただ(唯)。…だけ。限定や強意を表す助字。

出典元:徒|漢字一字|漢字ペディア

とはいえ、「徒歩」や「生徒」などでおなじみの読み「ト」以外は常用漢字表※外の漢字ですから、あまり見かける機会はないかもしれません。「徒となる」の「徒」が示しているのは③ですね。

「徒」と「仇」の混同に注意

「あだとなる」と聞いて「仇」が浮かんだ人も少なくないはずです。「仇」ももちろん「あだ」と読みますが、「仇」が示すのは“①あだ。かたき。うらみ。 ②つれあい。相手。(出典元:仇|漢字一字|漢字ペディア)”で、「徒」とは異なります。

ただ実際には、「恩を仇で返す」「情けが仇」など「仇」を使った表現を見かけることのほうが多い印象があります。「徒となる」も、その言葉が意味するものをそのまま「むだになる」と表す機会のほうが多い気も。実際に使ってみようとすると頭がこんがらがってしまうかもしれませんが、とにもかくにも「徒」と「仇」は意味が異なりますので、混同にはご注意を。

 

 

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