日本一おいしくて簡単な生甘酒の作り方! ダイエット&便秘&美肌の飲み方
最近、なんだか甘酒が気になりませんか? ふと気がつくと、近所のスーパーでも売り場面積を拡大中です。関西には「ひやしあめ」という夏の定番飲料がありますが、関東の人には「夏ならではの甘い飲み物」は目新しいはず。特に気になるのは、酒粕ではなく、麹と水で作る甘酒です。ビタミンやアミノ酸のほか、100種類以上もの酵素を含み、滋養豊富。夏にぴったりの飲み物なのです。ただ、市販の甘酒の多くは味の変化を防ぐために加熱殺菌(火入れ)をしています。そこで、酵素を生かすため、自分で作る「生甘酒」の登場です! 書籍『酵素いきいき生甘酒 ノンアルコール、ノンシュガー、麴でつくる ドリンク、スイーツ、ひんやり料理88』からのご紹介。意外と簡単にできるんですよ。
まず、生甘酒の楽しみ方をご紹介!
精製された白砂糖と違い、中毒性のない優しい甘さの生甘酒。酵素の働きによって生み出された栄養が豊富に含まれています。栄養ドリンク的な速攻力がありますので、夏バテ防止や疲労回復に有効です。まずは、そんな生甘酒のシンプルな楽しみ方をご紹介しましょう。
オン・ザ・ロック
こっくりとした生甘酒のおいしさを、ストレートに味わうならこれ! 生甘酒をミキサーにかけてトロッとなめらかにしても美味。好みの甘さになるように、水の分量は調節してください。
■材料(1人分) 生甘酒…大さじ3 水…大さじ1 氷…適量
■作り方
生甘酒と水をよくまぜ、氷を入れたグラスに注ぐ。
ワンポイントアレンジもおいしい!
そのままのロックでもかなりのおいしさですが、「トッピングするだけ」のワンポイントアレンジでぐっと味が変わります。いろいろな組み合わせを試すのも楽しみですね!
大人の味わい。シナモン
■材料(1人分) 生甘酒…大さじ3 水…大さじ2 シナモンパウダー…少々
■作り方
グラスに生甘酒を入れ、水を注いでよくまぜ、シナモンパウダーをふる。
ほろ苦さが甘みを引き立てる。抹茶
■材料(1人分) 生甘酒…大さじ3 水…大さじ2 抹茶(粉末)…少々
■作り方
グラスに生甘酒を入れ、水を注いでよくまぜ、抹茶をふる。
香ばしい黒ごまで和菓子風味
■材料(1人分) 生甘酒…大さじ3 水…大さじ2 黒すりごま…少々
■作り方
グラスに生甘酒を入れ、水を注いでよくまぜ、黒ごまをふる。
この生甘酒、自宅で手軽に作れるんです!
この滋養豊富な生甘酒は、自宅で「4時間置くだけ」で作れるんです。材料もシンプル、「麹」「お湯」。これだけ! では、さっそく作り方をご説明します。まずは、蒸した米に麹菌を繁殖させた米麹を用意します。甘酒が甘くなるのは、この麹のおかげです。乾燥と生の2種類があり、特徴や保存法も異なります。入手しやすいのは乾燥麹です。生麹を乾燥させて水分を飛ばしたもの。保存性が高まり雑菌もつきにくくなるので、スーパーで売られているのは、ほぼこちらのタイプです。乾燥しているため軽いのも特徴。常温保存も可能ですが、冷蔵保存をおすすめします。半年を目安に使いきるようにしましょう。
乾燥麹にお湯を加え、60℃で4時間保温するだけで完成!この「日本一かんたんなつくり方」では、おかゆは加えず、麹だけで発酵させます。そのほうが甘く、より早くできるんです。乾燥麹は冷蔵庫から出して室温に戻し、清潔な手でだまがなくなるようよくほぐします。お湯を加え、よく混ぜ合わせます。分量の割合は、乾燥麹:お湯=1:2。乾燥麹150gなら、お湯300ml。ポイントは、お湯の温度を63~65℃にすること。麹とまぜることで温度が少し下がり、麹が活発に働く60℃前後になります。
電気炊飯器で生甘酒づくり
麹菌の分泌する酵素が最も元気に働くのは60℃前後。酵素が麹の米に含まれるでんぷんをブドウ糖やオリゴ糖などに分解するため、それによって甘い甘酒ができあがるのです。適温より低い50℃では酵素があまり働かず、甘くなりません。逆に、70℃以上にしてしまうと、甘味が出ないまま酵素が活動しなくなってしまう(失活する)ことに。ここでは、電気炊飯器の保温機能や炊飯機能を使った、多くの人が実践しているつくり方をご紹介します。ふたの開閉などで温度を調節します。専用の発酵食メーカーを使うほか、保温調理器、ヨーグルトメーカー、スープジャー等を利用する方法もあります。詳しくは書籍『酵素いきいき 生甘酒』をご覧ください。
1・麹とお湯を入れる
内釜に麹を入れ、63〜65℃のお湯を注ぎ、温度が60℃前後になったのを確認する。
2・保温機能を使って60℃前後をキープ
炊飯器のふたを開け、乾いたふきんで覆い、保温モードで4時間。ときどき温度確認を。
3・できあがり!
途中、温度が下がったらふたを閉めて保温するか、炊飯モードに切り替えて、少し温度を上げて保温を続ける。
生甘酒の楽しみ方・上級編
牛乳で割ったり、凍らせてスムージーにしたりと、楽しみ方が無限に広がる生甘酒。夏バテ対策にぴったりのレシピもご紹介しましょう。
栄養たっぷりの濃厚スムージー・アボカド
■材料(1人分) アボカド…1/4個 生甘酒…大さじ1と1/2 レモン汁…大さじ1/2 塩麹…小さじ1/2 水…100ml オリーブオイル…小さじ1 ブラックペッパー…少々
■作り方
1 アボカドは皮をむいて種を取り除き、ざく切りにする。
2 1と生甘酒、レモン汁、塩麹、水を一緒にミキサーにかける。
3 2をグラスに注ぎ、仕上げにオリーブオイルをたらし、ブラックペッパーをふる。
元気カラーのスムージーは夏にぴったり。トマト+すいか
■材料(1人分) トマト…1/4個 すいか…60g 生甘酒…大さじ1 水…50㎖塩…ひとつまみ
■作り方
トマトは皮をむいてヘタを取り、すいかは皮と種を除いてひと口大に切り、すべての材料を一緒にミキサーにかける。
毎日飲みたい!無限のバリエ
「生甘酒ラッシー」「生甘酒シェイク」「生甘酒スカッシュ」など夏向きのドリンクのほか、「生甘酒アイス」「アジアンスイーツ」「焼かない生甘酒ケーキ」などのスイーツ、甘味を生かしたごはんレシピの「生甘酒スープ」「生甘酒だれ」など、どんなものにでも応用できるマルチさです。掲載されたレシピを1つずつ試すだけでも夏を健康に過ごせそう!
スムージーの掲載例です。酸味が効いたさっぱり味は甘い飲みものが苦手な人にもおすすめ、メロン+キウイフルーツ+パイナップル
もう1つ、スムージーの例。しょうがを加えて甘みを引き締めて。ミルクで割ってもおいしい!りんご+はちみつ+しょうが
もっと詳しく生甘酒を知りたい人は!
『酵素いきいき生甘酒 ノンアルコール、ノンシュガー、麴でつくる ドリンク、スイーツ、ひんやり料理88』
麹で作る甘酒は、日本の伝統的滋養飲料。自分で作れば酵素いきいきの「生」状態で飲める! 日本一かんたんな生甘酒レシピつき
著者:是友麻希:著 ジャンル:飲み物(スープ、ジュースなど)健康法(ツボ・ストレッチなど) 発売日:2014/06/25 ISBN:9784072950531 判型・ページ数:A5・96ページ 定価:本体1,300円+税 ■ご注文はこちらから■ アマゾン(リンク) honto(リンク)
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