あなたの眠りパターンはどれ?「金の睡眠」で劇的にカラダを変える!
こんにちは。身体調律のスペシャリストの全明伸です。
この連載では心身の健康を保つために、誰でも行える最強のリカバリー法、「睡眠」の質を劇的に上げて
「金の睡眠」が手に入るエクササイズをご紹介していきます。
「金の睡眠」とは「日々の心身の疲労を翌日に残さない質の高い睡眠」のことで私はそう名付けています。
質の高い睡眠を取ることが実は「ダイエット」 「アンチエイジング」 「免疫力アップ」 「メンタル」といったお悩みの
解決にもなるとご存じでしたか?実はそれらの問題全ての根本には「自律神経のバランスも乱れ」が強く影響しています。
第1回目は陥りやすい睡眠を3種類にタイプ分けて紹介し、その睡眠になってしまう原因、解決するための方法など紹介していきます。
最近の自分の睡眠の状態と比べてみて、自分がどのタイプか見てみましょう。
①ベットに入っても目がギンギン:フクロウタイプ
・ベットに入っても目が冴えてしまう。
・目を覚ました時に寝た気がしない。という方はこのタイプ。
これは脳が覚醒している状態が続くから。
寝る直前までのスマホなどの外的な刺激も原因ですが、「考え方すぎてしまう」などの内的な問題も大いに影響します。
この精神的な張り詰めた状態が「自律神経」の緊張を高めてしまうから眠れなくなるのです。
②眠りが浅く何回も起きる:小鹿タイプ
・入眠することはできるが、途中で何回も目が覚めてしまう
・夢を見ることが多いという方はこのタイプ。
①のフクロウタイプと似ていますが、ポイントは眠りが浅いというところです。
長期間継続して緊張状態が続き、身体の「力み」が習慣化してしまって、自律神経バランスの乱れが原因で
眠りが浅い状態になっていて実は一番要注意かも。
③寝返りを打たない:亀タイプ
・朝起きたときに背中が痛い。
・身体が固まっている。という方はこのタイプ
亀タイプは寝返りの回数が少ないタイプです。
寝返りは自律神経や血液の流れを循環させ骨格や筋肉の柔らかさを保つために必要な動作ですが
デスクワークや長時間の同じ姿勢で肩甲骨や股関節が固まっている方は朝、目覚めた時に身体の固まりを感じやすいのです。
「金の睡眠」ストレッチに必要なのは、バスタオル2枚だけ!
丸めた2本のバスタオルを用意しましょう。
寝る前の「ZERO式-鼻深呼吸」の方法は
①タオルを背中(頭〜お尻まで)に当てて上に寝ましょう。
②お腹に手を当てて口は閉じて鼻のみでこの呼吸を3分間行います。
*ポイント:呼吸は先に吐くこと。吐き切れば自然と吸い込みやすくなります。
①フクロウタイプの改善方法は?
呼吸回復ストレッチ
息を吸って、吐きながら手を降ろしていき元の姿勢に戻ります。これを10回目安に行っていきます。
※ポイント:呼吸時に力まないでお腹が上下に動き始めたら、深い呼吸が出来ているサインです。
この感覚が得られると睡眠導入がしやすくなり、寝つきがしやすくなります。
②小鹿タイプの改善方法は?
ゆらゆらストレッチ
鼻深呼吸をしながら、リラックスして脚をパタパタとリズムよく左右に10回ずつ倒していきます。
*ポイント:タオルから降りたときにお尻、背中が床にペタッと付くように感じられたら力が抜けてきたサイン。
この感覚が得られると力みが取れて深い呼吸がしやすくなり、結果深い睡眠に繫ります。
③亀タイプの改善方法は?
寝返りストレッチ
交互に繰り返し、5往復ほど行いましょう。
*ポイント:膝を倒していくと自然とカラダが捻られ腕が付いてくるようなイメージで行うと効果的です。
これがスムーズに行えるようになってくると捻りやすくなり、寝返りがしやすいカラダに。
実施タイミングとしてはお風呂上がりや、睡眠前の時間に行って頂けると効果的です。
呼吸と姿勢で睡眠は改善する!
第1回目は陥りやすい睡眠の状態を3タイプに分けて、解決エクササイズをご紹介させて頂きました。
共通して、精神的な緊張が原因で睡眠が妨げられてしまうケースが多く見受けられます。
このようなケースこそ「姿勢と呼吸」を通してカラダをリラックスさせるアプローチが実は効果的なのです。
精神的な緊張、疲れはカラダに必ず現れるからです。
タイプ別に当てはまる方は是非実践して頂き、エクササイズ、呼吸法を通して「金の睡眠」に近づけるように
取り組んでみてください。
(プロフィール)1981年生まれ。18歳でゴルフを始め、2005年にプロへ転向。
2012年に突如脳梗塞に倒れ、一時は左半身麻痺を患う。
懸命なリハビリを経て完全復帰を遂げた経験から、関節や筋肉だけでなく、脳や神経に関する臨床知識を深め、東洋医学的な観点の「氣」や「食」からも「身体の本質」を求めた独自のZERO-i身体調律理論を確立。
数多くのプロアスリートや著名人、スポーツ強豪校での身体ケアやトレーニングを指導するとともに、運動やスポーツをしない一般のキッズから高齢者まで、幅広い層のサポートも行っている。株式会社ゼロイニシャライズ最高技術責任者。
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