30代までは使えても40代が使えない恋愛セオリー|#2 3回目のデートまでは親密にならない
一般的に言われている「恋愛セオリー」には、心理学を応用したものも多く存在します。そのため、セオリー通りの行動をすれば相手の気持ちを揺さぶり、思い通りの恋愛に持ち込みやすいとも考えられていますよね。しかし、世間に広く知れ渡っているセオリーは、30代までの恋愛には有益でも、40代の恋愛にそのまま当てはめてしまえば、むしろ逆効果になるものも。
メンタル心理カウンセラーの私、並木まきが、よく耳にする「3回目のデートまでは親密にならない」が、30代までは使えても40代が使えない恋愛セオリーである理由をお話します。
「3回目のデートで親密説」は間違ってはいないけれど
恋愛必勝テクニックの解説などでよく目にする「3回目のデートまでは、体を許してはならない」「お泊まりデートをするなら3回目のデート以降で」は、間違ってはいないどころか、王道のセオリー。出会ってすぐに親密になれば、軽い女性だと思われるリスクや、簡単な関係だと誤解される可能性もあるのは確かです。
しかしこのセオリーは、恋愛経験もそこそこの年代において、相手をよく知らないうちに深入りするリスクを回避する意味が大きく、すでに恋愛や男女関係の経験を積んできている40代においては、自身の経験則に基づく直感が働きやすくなっているのも事実。つまり、20代や30代の頃なら見抜けなかった相手の本性や違和感も、40代ともなれば、もっと早くに見通せるようになっているのが常でしょう。
だからこそ、「3回目」という数字にばかりこだわってしまうと、ぎこちない関係性の要素になったり、本質を見誤ったりするきっかけにもなりがちに。特に「相手から、ちゃんとした人だと思われたい」を根拠に“3回目”にこだわりすぎるのは、「堅物感」「恋愛経験不足」が強調されすぎて、かえって失敗のもとにもなりかねません。1回目や2回目であっても、当人が納得して関係を進めるのであれば、そこから幸せをつかんでいる40代カップルは多いのも現実です。
1回目だろうが10回目だろうが直感を重視して
私たちは、年齢とともにそれなりに経験を積み、その経験をもとに、さまざまな事柄への判断力や直感が鍛えられるもの。恋愛においても例外ではなく、「今だ」「この人かも」の直感は、経験とともに研ぎ澄まされてくるのが傾向です。
だからこそ、40代の恋愛では1回目だろうが10回目だろうが、自分の直感を信じて関係を構築していくことが、スムーズな発展を望む術にも。20代や30代のように、自身の経験もそこそこである時代に比べれば、“自分に合いそうな人”や、男女関係における特有の“タイミング”は、直感によって読み取れるようになっている女性が多いのです。
そこで世間体やセオリーに必要以上にとらわれてしまえば、流れに乗り切れずせっかくのチャンスを逃したり、逆に、本来は深入りすべきではない相手に時間を割く展開にもなりかねません。有名な恋愛セオリーであっても、「こうあるべき」を捨てることが、40代の恋愛では不可欠と言えるのではないでしょうか。
40代の恋愛は、20代や30代のそれとは異なり、複雑な事情が絡みあう事例も珍しくありません。だからこそセオリーにとらわれすぎるほどに、空回りや不本意な展開を招く話も決して少なくないのです。いい恋愛をするならば、セオリーを気にしないことも大人の余裕につながるはずです。
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