【魚漢字】「ろくろくうお」ではありません!「六六魚」は何と読む?

カタカナで見ることが多いお魚の名前。実はよく知っている魚でも、漢字で書かれていると分からないこともありますよね。

そこで本記事では、「これってあの魚だったんだ!」となるクイズを出題します。

「六六魚」は何と読むでしょうか?

「ろくろくぎょ」や「りくりくぎょ」と読むことができます。

これらは、この魚の異名です。

しかし、「ろくろくぎょ」も「りくりくぎょ」もあまり馴染みのない名前ですよね。

もっとポピュラーな名前があるのです。

ヒントは、この魚はとても「おめでたい」とされています。

このお正月にお節料理で食べた人もいるかもしれません。

正解はこちらです。

「コイ」です。

体の側面におよそ36枚の鱗が一列に並んでいることから、6×6=36で「六六魚」です。

一般的には「鯉」と書きますが、魚へんに「里」で成り立っていることも鱗に由来しています。

36枚の鱗に由来して、36町は1里に相当するためという説や、「里」という字が整った筋の意味を含むことから、コイは鱗の筋がはっきり見えるためという説があります。

また、「六六変じて九九鱗となる」という中国の諺があります。

「九九鱗」は龍のことで、「鯉変じて龍となる」とも言います。

鯉の鱗が36枚であるのに対して、龍は鱗が81枚あるとされており、9×9=81で「九九鱗」となります。

鯉が龍になることは、立身出世して成功することを意味しています。

ちなみに、「逆鱗に触れる」という表現がありますが、この「逆鱗」とは龍のあごの下にある逆さまに生えた一枚の鱗のことです。

この鱗に触れると、普段はおとなしい龍が怒ってその人を殺すという伝説が転じて、「目上の人を激しく怒らせる」ことを意味するようになりました。

また、「登龍門」という言葉も立身出世の関門という意味で使われますが、これも鯉に関係しているのです。

中国の黄河に「龍門」と呼ばれる急流があり、この激流を登りきる鯉は龍になるという言い伝えに由来して、そこを突破すれば出世に繋がる難しい関門のたとえになりました。

こうした伝説から、日本でも古くから鯉は縁起の良い魚とされてきました。

「鯉のぼり」もその一つで、登龍門伝説になぞらえて行われている日本の風習です。

男の子が困難に打ち勝って立身出世することを願って、端午の節句に鯉が飾られるようになったのですね。